アニメーターの収入と待遇はもっと改善できないものなのか

ゲーム会社への就職

タイトルに「アニメーター」と書きましたが、最初にゲームクリエイターのニュースをご紹介します。

 

 

まあ、そーだよなー。

 

と思いつつも、これでも昔よりは良くなったんだよなー、と感想を一人で呟いていたりします。

 

そして書きたいのはゲーム業界のことではなく、アニメ制作の業界についてです。

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ゲーム業界にはアニメーターからの転職が多い

ゲーム業界にはアニメ業界から転職された方が多くおられます。

 

別にゲーム内でのアニメーション制作を担当してもらうという訳ではありません。アニメーターの方は、スキル的にゲーム業界にマッチしやすいのです。絵が描ける方はそのまま2Dの作業を担当しても、3DCGに進んでも伸びることが多いのです。

 

特にアニメーター出身の方は、モーション系の作業をお願いすると伸びると感じています。3DCGにおけるモーション作成ですね。2DでもLive2DやSpineなどはモーションを作成する必要があります。

 

アニメーター出身の方は、

  • キャラクターの重心
  • フォロースルー

などをよく心得ていて、ソフトの操作を覚えればメキメキ上達します。

 

ぜひともゲーム業界への転職をお待ちしております(^-^)

 

アニメーターの収入と労働時間

少し話がそれました。書きたいのはアニメーターの収入と労働時間です。

 

動画マンの収入と労働時間

  • 動画一枚 160円から200円
  • 1枚作成するのに20分前後
  • 歩合制
  • 年収 90万~120万前後
  • 1日の作業時間 10時間~12時間

動画マンと呼ばれる中割りを描かれる方で、大体年収が110万円前後だそうです。歩合制のため、新人だと100万円に届かないこともあるようです。

 

原画マンの収入と労働時間

  • 原画一枚 3,500から4,000円
  • 人物と背景込み
  • キャラクター一人でもモブシーンでも料金は一緒
  • 歩合制
  • 年収 250万~280万前後
  • 1日の作業時間 10時間~12時間

動画マンからレベルアップして、原画マンになったとしても年収は250万から280万前後だそうです。時給にすると1,000円は切ると言ってました。

 

作画監督の収入と労働時間

  • 一話全体のクオリティの管理(TVシリーズの場合)
  • 一話で約30万前後
  • 年収 380万~400万前後
  • 1日の作業時間 10時間~12時間
  • 一話のクオリティを管理することになるので、10日連続出勤などがよくある

さらに昇進して作画監督になると、一話のクオリティを管理して30万前後もらえるそうです。さすがに作画監督になると収入も上がるな、と思っていたら、一話を作成するのに大体1ヶ月半くらいかかることが多いそうです。つまり一ヶ月半の収入が30万円ということになりますね。

 

そのため作画監督だけでは食べることができず、作画監督をしながら原画マンを兼任したり、常時二話分の作画監督を担当されたりする方もおられるそうです。

 

この話のソースは、以前に同僚だった元アニメーターからになります。信頼できる友人だったので、数字にウソはないと思いますが、ソースが一人というのもちょっと不安ですね。

 

なので、ググってみたら、アニメーターの収入と労働時間について解説してくれているサイトがありました。

 

 

収入や労働時間も、概ね友人の話と違いはないようです。

 

まとめ ー 「好き」を利用してはいけない

今回の記事で何が言いたいのかというと、

好きを利用するな

です。

 

これだけ条件のよくないアニメ制作でも、辞めずに続けられる人もおられます。その理由の大半が「アニメが好きだから」

 

アニメーターでもゲームクリエイターでも他の職種でも良いのですが、「好き」という気持ちを利用してはいけないと考えています。

 

好きだからといって、こんな待遇で仕事させて良い訳がない。

 

アニメは日本が海外に誇れるコンテンツの一つです。そこで働く人達の待遇がもう少し良くならないものかと、いつも考えてしまいます。

 

アニメは大好きだけど、低収入と長期間労働に耐えられませんでした

 

 

といってゲーム業界に転職してくる若者を面接する度に、ちょっと悲しくなってしまう、というお話でした。

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