3Dで美女を作る自主制作の第6回目です。前回の更新からかなり間が空いてしまいましたが、自主制作なので気にしないことにします(^^;
今回は胴体はもちろん、手や脚などの全身の形状を整えていきます。とはいえ一度に完成を目指すのは大変なので、まずは全体のバランスを確認するラフモデルを作成します。
女性の身体をグリグリと作る行為は、なんとなく気恥ずかしかったりもするのですが、そこは理想の女性になるように教育するヒギンズ教授の気持ちになって作業を進めることにします^^
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胴体から押し出して作成するか円柱を配置するか
手や脚を作成するときにいつも悩むのが、胴体から押し出して作成するのか、それともプリミティブの円柱を配置するのか、です。
胴体から押し出し
メリット・・・接続する必要がない
デメリット・・・円形に整える必要がある
円柱を配置
メリット・・・接続する必要がある
デメリット・・・最初から円形
人間の身体の多くは断面で考えると円形になっています。腕や脚、指や首、頭もそうですね。胴体はやや楕円形ですが。
要は円柱から作成すると断面を丸く整える手間が不要になるのです。ただ、胴体に接続するときに接続面のポリゴンを整える必要があります。
今回は胴体から押し出して作成することにしました。
胴体の調整と腕のモデリング
少しだけ胴体のモデルを調整しました。まだまだ角ばっていてボックスの名残りが残っていますが、胴体はこれくらいにして腕のモデリングに進むことにします。
親指は押し出しでそれっぽいモデルを作成しますが、他の指はミトンタイプにして、バランスだけを確認することにします。
押し出しで作成する、といいつつも、腕はボックスから作成したモデルを接続しました。自主制作ならではのいきあたりばったりモデリングですw
首と胴体のポリゴンも接続します。首から繋がる鎖骨や肩甲骨などの骨や、僧帽筋や三角筋などの筋肉を想定して、エッジ(ポリゴンのライン)を整えていきます。
脚のモデリング。形状の調整と断面の円形化
脚は胴体から押し出して作成しました。断面が真四角なので、円形になるように調整します。画像はエッジを追加しつつソフト選択(ショートカットはb)で形状を整えているところです。
脚の形状を整えつつ、股から腰に繋がるエッジを斜めに入れます。今回はマルチカットツールでエッジを追加しました。なるべく人間の筋肉の流れに沿うようにエッジを入れていきます。
足も簡易的なモデルで作成します。一通り身体全体を作成して、バランスを見るための作業ですね。
胸の膨らみとお尻のくぼみと顔のトポロジ
胸のふくらみを作成します。画像はバランスを見るために、シンメトリモードで作業しています。私は男性なので、理想の女性のバストはこんな感じかなー、と妄想モード全開で想像しつつ作業を進めます。
そういえば以前に参加していたあるゲーム開発で、女性のスタッフが女性キャラのモーション作成を担当していたことがありました。その方が主に担当していたのはセカンダリと呼ばれる揺れもの系のモーションでした。
ちょっと解説すると、ゲームのモーション作成は身体の動きを作るモーションと、髪や服、身体に身につける装飾品の動きを付ける揺れもの系のモーション(セカンダリ)に分かれます。その女性はセカンダリを担当していたのです。
そしてそのセカンダリの中に「女性キャラの胸揺れ」も含まれていました。私はたまたま近くに座っていたので、その方がよく胸揺れの調整をしているシーンを見かけたのですが「これってセクハラにはならないのだろうか」と心配していたことを覚えています(^^;
そんな胸揺れに思いを巡らせつつも、お尻の形状を整えていきます。
・・・いかん、自分がただの変態に思えてきたw
身体を作りつつも、時折り顔に戻ってトポロジを修正します。トポロジとはポリゴンの流れのことですね。前回ざっくりと作成した耳は、いったん非表示にしてあります。
べっぴんさんになりますように(-人-)
まとめ ー 身体のラフモデルの完成
全体のバランスを見るためのラフモデルが完成しました。まだまだ未完成ですが、女性っぽいプロポーションになってきたと思います。ただちょっと痩身かな、という感じもするので、次回以降で形状を整えていくことにします。
自主制作の3Dで作る女性キャラクターなので、理想のプロポーションを目指したいですね。
次回はさらなる身体の作り込みをする予定です。手や足の指の作成もまだですし、顔のトポロジももっと修正したいので、完成にはまだまだ時間がかかりそうです。
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