デザイナーといっても、一から新しいデザインを起こすことはあまりありません。製作のときは様々なデザインを見て、咀嚼し、自分の中に取り込んでからアウトプットします。その時に、これはどっかで見たことあるなあ、というレベルであれば、まだ消化不良です。
デザイナーは様々なデザインを見て、自分の中のたくさんの引き出しを作る必要があります。引き出しを作るのに一番いい方法は、大量のデザインを見ることです。
今回は私が利用しているデザインサンプルを大量に見ることができるサイトをご紹介します。
ゲームロゴのデザインギャラリーGLaim
ゲームのロゴをたくさん見ることができるサイトです。
メーカーや機種を問わず、様々なゲームのロゴを見ることができます。どちらかというとコンシューマー系が多いかな。
このサイトの良いところは検索機能が優れていることです。Pinterestでもゲームロゴはチェックできるのですが、GLaimほど充実はしていません。
GLaimでは画面の右側に、プラットフォーム、カテゴリー、発売年、タグ、メーカーで検索することができます。
ゲーム好きな人なら見ているだけで楽しいサイトです。登録数が777個もあるので、思い入れのあるゲームや懐かしいゲームのロゴを見つけることができるかもしれません。
ゲームのスクリーンショットが確認できるゲームUIブログ
あまり知られていないかもしれませんが、ゲーム系CGデザイナーのひとつに2DUIデザイナーという職種があります。パラメータ画面やモード選択画面などの2DUIを専門に作る職種です。
そんな2DUIデザイナーの参考になるサイトがゲームUIブログです。
このサイトの良いところは、一つのゲームのスクリーンショットを大量に見ることができる点にあります。
ゲームの2DUI製作は一定のルールにそって製作していく必要があります。
- ユーザーが見てすぐ機能が理解できないといけない
- 同じ機能のボタンは同じデザインに
- YesとNoの位置は必ず同じに
- コントローラーのボタンとゲーム内の表示ボタンの位置は同じ
ざっと例をあげるとこんな感じでしょうか。
実際はもっと多くありますし、コンシューマーとスマホでも2DUIの製作ルールは異なります。
家庭用ゲームとスマホゲームの2DUIの違いについて。ドラクエとパズドラで解説します。
そのため、一つのゲームのスクリーンショットを大量にチェックできるサイトは重宝します。実際にはモーションや操作感なども確認する必要があるので、最終的にはアプリをインストールして実際に触ってみることになるのですが、事前に確認できるだけでも便利です。
UXデザインの知識の宝庫。UX Yokohama
最後は「大量のデザインを見る」という方向性からはちょっと外れてしまうのですが、UXについて役立つサイトをご紹介します。
UXというのはユーザーエクスペリエンス(User Experience)の略です。UI(ユーザーインターフェース)とは異なり、ユーザーがゲームから受ける体験や経験を意味します。
そのUXに関する抱負な知見が得られるのがUX Yokohamaです。
UX Yokohama|UXを学ぶ横浜人のためのIT勉強会コミュニティ
横浜にあるUXのための勉強会コミュニティのサイトです。こちらのサイトのありがたいところは過去の勉強会で使用された資料を閲覧できることです。
いくつかゲームのUXに関する資料をピックアップしてみます。
- スマホゲームのUX評価を体験しよう
- 本当は怖いUXデザイン
- スマホゲームのよいUX/UIデザインをみつけよう
- ゲームにおけるUXデザイン
勉強会に使われた資料なので、それだけでは分からないところもありますが、参考になるところも多々あります。
まとめ ー 勉強になるWebサイトはたくさんある
ゲーム2D製作の参考になるサイトを紹介しました。
ブログのアクセスアップの記事のときにも書いたのですが、参考になる情報のほとんどはWebにあります。
もちろん書籍を購入して情報を得るのもいい方法ですし、そちらの方が王道なのかもしれません。でも、UIやUXの専門書はちょっとお高いので(^-^;、まずはWebを活用するのがいいのではないでしょうか。
ゲームのロゴのギャラリーなどは、見ているだけで楽しいですしね。
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