ハンターハンター35巻の後半に登場した「サイレントマジョリティ」の使用者が誰なのかが、どうしても気になります。
現時点で犯人を割り出すのは難しそうですが、消去法で使用者を複数名に絞ることはできそうです。
クラピカの講習会に集まったメンバーの中から、消去法で人物を消していって、どこまで絞ることができるのかを考察してみます。
サイレントマジョリティの簡単な説明
(出典 HUNTERxHUNTER)
サイレントマジョリティは、ハンターハンターの世界の特殊能力である「念」によって生み出された念獣です。念獣とは人がオーラから生み出した分身のようなものと考えればいいでしょう。ジョジョの奇妙な冒険をご存知の方はスタンドという概念が近いと思います。
操作している人物はこの念獣を使用して、他の登場人物を暗殺します。念獣からさらに蛇のような形態の念獣を4体生み出し、それを相手にまとわりつかせて血液を吸い取って死に至らしめるようです。
(出典 HUNTERxHUNTER)
クラピカの講習会に集まったメンバーの中に暗殺者がいる
ハンターハンターの主要登場人物の一人であるクラピカは、王位継承戦を膠着状態に持ち込むために、念の存在を明らかにし講習会まで開催します。
サイレントマジョリティによる被害者は、34巻から既に発生しています。その時は犯人はまったく分からなかったのですが、クラピカの講習会に姿を現したことで、講習会に参加した誰かが犯人であることは間違いないようです。
(出典 HUNTERxHUNTER)
講習会のメンバーの後ろに立つサイレントマジョリティが不気味ですねー。
クラピカの講習会に集まったメンバーは総勢で20名です。
オイト王妃の部屋に集まったので、
- オイト王妃
- ワブル王子
- クラピカ
- ビル
- シマヌ
という第14王子を守るメンバーも現場にいますが、このメンバーは最初から外していいいでしょう。
・・・といいつつ、一応考察すると、
- 念能力が明らかになっているクラピカは除外
- 念能力がようやく使えるようになったオイト王妃も除外
- 赤ん坊であるワブル王子も除外
念能力者であるビルと、意外に知恵者であったシマヌがサイレントマジョリティの使用者である可能性は残ります。
講習会に集まった人物で除外できるのは
第一王子の私設兵であるヒュリコフは、サイレントマジョリティのセリフから除外できます。サイレントマジョリティにイキリ顔と揶揄されてますね。
- ×第1王子 警護 ヒュリコフ 除外
そしてもちろんサイレントマジョリティによって、その場で殺害されたバリゲンも除外します。
- ×第13王子 警護 バリゲン 除外
サイレントマジョリティは使用者と憑かれた者だけが視認することができます。この講習会で視認役=憑かれたものになったのはロベリーです。サイレントマジョリティに利用された存在なので除外できます。
- ×第10王子 従事者 ロベリー 除外
バリゲンが殺されたときに驚いている人物が二人います。その驚いているときのセリフから念能力を使えないことが明白です。その二人も除外できますね。
- ×第9王子 警護 シェジュール 除外
- ×第9王子 警護 ユヒライ 除外
クラピカに白線の件でいちゃもんを付けたミュハンも除外できます。サイレントマジョリティに「想定を超えるバカが居た」と独白されています。そもそもツェリードニヒの私設兵にはテータとサルコフしか念能力者が居ないので、同僚のダンジンも除外できます。
- ×第4王子 警護 ミュハン 除外
- ×第4王子 警護 ダンジン 除外
第14王子の監視役として送り込まれ、クラピカの講習会にも参加しているバビマイナはまだ念能力が明らかになっていません。ただ第1王子ベンジャミンとその参謀役であるバルサミルコの会話に、バビマイナの能力は迎撃型、とあります。サイレントマジョリティは明らかに先に相手を攻撃しています。
- ×第1王子 警護 バビマイナ 除外
第3王子の私設兵でサイレントマジョリティが放ったヘビを、銃で仕留めたのはサカタです。彼はビルとシマヌが部屋を捜索しているときに、念能力は通常見えないものが見えると言っていた、と独白しています。このことから念能力が使えないと推測できます。
- ×第3王子 警護 サカタ 除外
まとめ ー おもったより絞り込めなかった・・・
この記事を書き始めたときは、数人に絞りこめるのではないか、と考えていたのですが、コミックを片手に何度読み直してみても、思ったより絞り込めませんでした。残ったのは以下の人物です。
- 第14王子 警護 ビル
- 第14王子 従事者 シマヌ
- 第13王子 警護 ペレレインテ
- 第11王子 従事者 イラルディア
- 第11王子 従事者 ラジオラス
- 第10王子 従事者 ユウリ
- 第8王子 警護 ムシャホ
- 第7王子 警護 サトビ
- 第5王子 警護 マオール
- 第5王子 警護 ロンギ
- 第3王子 警護 テンフトリ
- 第3王子 警護 ハシトウ
- 第2王妃所属 警護 スラッカ
この中から確証はないのですが、クラピカの仲間であることから可能性が低いビルとシマヌ、そして非戦闘員である従事者を外します。そしてサカタと同様に念能力に驚いてたハシトウも外すと残ったのは7人です。
- 第13王子 警護 ペレレインテ
- 第8王子 警護 ムシャホ
- 第7王子 警護 サトビ
- 第5王子 警護 マオール
- 第5王子 警護 ロンギ
- 第3王子 警護 テンフトリ
- 第2王妃所属 警護 スラッカ
念能力者であるヒュリコフが、この中で念が使えるのは4人、といっているので、もう少し絞れないかと考えてみたのですが、これ以上はどう考えても難しそうです。
私はコミックしか読んでいないので、連載でどう続いているのかはわからないのですが、サイレントマジョリティの使用者の特定は、次のコミックが発売されるのを待つしかないようです。
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