それもティターンズカラーがいいかな。
今日は少しショッキングな出来事がありました。
先日、買ったまま放置しているガンプラを処分しようと、ヤフオクをやっている嫁さんに出品を依頼しました。
依頼したのはこちら。
その後、売れたかどうか気になったので、聞いてみたら「ああ、あのザクはまだ売れてないよー」との返答が。
嫁よ、ガンダマーはそこは絶対に間違えたらいけない箇所だから。
いや、まあ、嫁さんはガンダマーでも何でもないのですが・・・
講義形式がおもしろい
「問題です。2000円の弁当を3秒で「安い!」と思わせなさい」は「さおだけ屋はなぜ潰れないのか?」で有名な山田真哉氏の書著です。
タイトルだけで、上手いなあ、と思ってしまうのは私だけでしょうか。内容も講義形式で読みやすく、さらりと読み終えることができます。
講義形式の箇所を少し紹介すると、問題のあとに、
- 3分間、時間をご用意いたします。それでは、どうぞ。
- (3分経過)
というように書かれていたりします。単に読み進めるのではなく、回答を頭の中で考えながら進めるといいかと思います。
豆大福の問題
書評を書くときは、どこまで内容を紹介するかいつも迷うのですが、これはおもしろいなあ、と思った問題をひとつだけ紹介します。豆大福の問題です。
老舗の和菓子店で店員が豆大福を一個、落としてしまいました。
毎日昼頃には売り切れてしまう看板商品で、製造原価は30円。
販売価格は100円です。落としたことによる損失はいくらでしょうか?
- 原価の30円
- 利益の70円
- 販売価格の100円
3分間、時間をご用意いたします。それでは、どうぞ。
(3分経過)
って、ここまで真似るとやり過ぎですかね^^;
本書では他にアイスクリームとドーナッツの2つの問題と合わせて紹介されています。この2つの問題は山田氏のオリジナルで、豆大福の問題は「豆大福分析―だれもがハマる「損得勘定の落し穴」のカラクリ」という別の書籍からの引用のようです。こちらも機会があれば読んでみたいと思います。
それでは問題の答えです。
- 販売価格の100円
1.原価の30円を選んだ人が多いのではないでしょうか。
だって、そうですよね。原価というのは豆大福を作るのにかかった費用です。それが無駄になったのだから、お店の損失は30円と考えてしまいそうです。
ここで重要なのは問題の前提条件だそうです。この豆大福はお昼頃に必ず売り切れます。つまり、店員が落とさなければ、お店には100円のお金が入ってきていたのです。
ちなみに私は、見事に不正解でした。
- 原価の30円が正答だろう。
- でも、それだと問題としておもしろくない。
- あ、製造にかかった店員の費用が入っていない。
- 答えは原価の30円プラス店員が豆大福を作成するのに費やした時間だ!
- 選択肢に答えがないのでどれも不正解だ!
と勝手に捻りを加えて考えて、見事に不正解でした。
性格がひねくれているのかもしれません。
まとめやマンガも充実
各章ごとに内容を箇条書きにまとめたページがあったり、会計部の女子二人による四コママンガも掲載されています。文体も軽くて非常に読みやすく感じます。
会計学というとっつきにくい分野を、わかりやすく読ませてしまう辺りが「さおだけ屋~」をヒットさせた山田氏の上手いところなのでしょうね。
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