ゲーム会社の採用面接で言ってはいけない3つのNGワード

ゲーム会社への就職

私はゲーム開発会社の採用担当をしていました。何十人、いや、何百人という方と面接の席で話をしました。

 

その採用面接で、

  • このセリフを言う人は採用しない
  • こういう考え方の人は見送りにする

という一種の基準を持っています。

 

面接もちろん採用においては経歴やスキル、そして何よりも人柄を見て総合的に判断します。ただ、これから書くNGワードを採用面接で言う人は、採用しようという気持ちが大きく後退することは間違いありません。

 

違う言い方をすれば、この言葉を面接で言って欲しくない、と思います。作品や経歴が良くても、NGワードが口から出てくると、採用しよう!、という気持ちがどうしても減退してしまいます。

 

今回は採用面接のNGワードを記事にしてみましたので、転職を考えている方や就職を控えている学生の方の参考になれば幸いです。

 

勉強させてください

本 勉強

会社は勉強する場所ではありません。

勉強するなら学校に行ってください。

 

とまで言うと、キツい言い方になっちゃうかもしれませんね(^^;

 

でも、真面目な話、会社は勉強するところはありません。仕事をする場所です。インプットではなく、アウトプットする場所なのです。

 

もちろん仕事をしていく上で、勉強になることやスキルが身につくことも多々あります。でも、採用面接でそれを口に出してはいけません。というか、そういう心構えでいてはいけません。

 

 

○○○○の作業をしたことはありますか?

 

 
 

いや、やったことがないので、勉強させてください!

 

 

 

前向きな答えのようにも聞こえますが、NGです。採用担当者は候補者が仕事に対してどういう考え方を持っているのかを見ています。

 

 

いや、経験はありません。でも、新しいことを覚えるのは得意ですので、自分で学んでその作業ができるように取り組みます。

 

 

まあ、ここまで書くと模範解答過ぎるかもしれませんが(^^;

でも、自分で学ぶ姿勢を出してもらえれば、採用担当者としては嬉しく思います。

 

何でもやります

ジャンプ

ゲーム会社に入社したい人が、つい言ってしまう言葉がこの言葉だと思います。特にプランナー志望者に多いような 印象があります。プランナーは仕事の幅が広く、何でもやらないと務まらない職種です。でも、面接の席でそれを言ってはいけません。

 

 

何でもやるので、入社させてください!

 

 

実際に面接の席で、このセリフをいわれたことがあります。ゲームのプランナーになりたくて、何社も応募して見送りになっていた方でした。

 

ゲーム会社に入りたいという気持ちは分かるのですが、開発はチームプレイです。それぞれ個人が持つスキルを発揮して、プロジェクトを進めていきます。

 

なんでも屋のように思えるプランナーでも、仕事の内容は様々です。シナリオ作成のようなテキスト周りの仕事もあれば、進行管理や仕様書の作成、ゲームエンジン上でのレベルデザインなど、専門職のような仕事もあります。

 

何でもやります、のような主体性のない答えではなく、自分のやりたいことははっきりと言いましょう。

 

○○以外はやりたくありません

これは大手ゲームメーカーでは通用するかもしれません。大手のゲームメーカーでは仕事が細分化されているのがその理由です。

 

でも、中小のゲーム開発会社では避けておいたほうが良いでしょう。

その理由は、ゲーム開発は作るゲームによって作業内容が変わるからです。

 

たとえば、カードバトル形式のゲームを作成する場合、イラストレーターはもちろんイラスト作成の仕事を担当することになります。

 

そのゲームの開発が終わり、次のゲームがシューティングゲームでイラストがまったく登場しないゲームだったとしたらどうでしょうか。

 

もしくは開発会社の場合は、ゲーム一本の開発を受けるのではなく、部分受けの場合もよくあります。自社が受けたゲーム開発のプロジェクトで、イラスト制作が全くなかったとしたら。

 

実際の現場では、そういうときはイラストレーターさんでも、仕事の内容が近い2Dグラフィック周りの作業を担当してもらうことになります。他の職種でもこのようなことはよくあります。

 

○○以外はやりたくありません、という自分の仕事内容にこだわりを持つ方は、中小のゲーム開発会社では敬遠される可能性が高い、と考えておいたほうが良いでしょう。

 

 

まとめ ー 会社は勉強するところではありません

私自身はゲーム会社でしか採用を担当したことがないので、この記事のタイトルには「ゲーム会社の」という言葉を入れましたが、おそらく他の会社でも通用すると思います。

 

そして一番良いたいのは、会社は勉強するところではない、という言葉です。

 

「仕事は教えてもらえれば」

「それについては勉強させてください」

 

という言葉が候補者から返ってくると、ちょっと残念な気持ちになります。

 

お金をもらって働く、ということは、そのために自分のスキルと時間を提供することです。勉強することではないのです。

 

自身のスキルや経歴の前に、そういう心構えを持っていただければ嬉しく思います。

 

 

 

・・・ああ、なんか説教臭い記事になってしまってごめんなさい!

あとで書き直すかも(^^;

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