ゲーム会社への転職に人材エージェントを使ったほうが良いのかどうか

ゲーム会社への就職

ゲーム会社へ転職するのに、人材エージェントを使うかどうか悩む人は多いと思います。採用担当者としての結論を先に書くと、経験者は利用したほうが良い、となります。

 

個人で転職に成功した人が、人材エージェントを使わず自分で転職に成功した、とブログに書かれたりしていますが、入りたい会社があって1社だけを狙った転職するならそれも良いと思います。

 

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複数の会社から自分の条件に合う会社を選びたい場合は利用した方が良いでしょう。その理由は簡単で、大手のゲーム会社の人材エージェントをガンガン利用しているからです。

 

大手ゲーム会社はどこも人材エージェントを利用している

当たり前のことですが、大手ゲーム会社はどこも人材エージェントを利用しています。売り手市場ということもあり、採用にかなりお金をかけています。

 

先日、合同企業説明会である大手ゲーム会社の採用担当と話をしていたのですが、中途採用の8割が人材エージェントから、と仰ってました。

 

最近はどうですか?採用はできています?

 

 
 

いやー、ダメですねぇ。大阪は○○社さんが採用強化していることもあって、みんなそちらに流れていますね

 

 
 

そうですねー。採用はやっぱり中途が中心ですか?

 

 
 

そうなんですけど、ゲーム業界の経験者がなかなかこなくて。今は他業種からでもどんどん採用しているんですよ

 

 
 

ああ、他業種というと映像業界とかですか?

 

 
 

デザイナーとかはそうですね。エンジニアはもうそれこそどの業界でも。人材エージェントが他業種から紹介してくれたりするので助かってます

 

 

 

 

人材エージェントを使うメリット

ゲーム業界への転職希望者にとって、人材エージェントを使うメリットは2つあると思います。

 

一つは採用の確率が上がることです。

 

人材エージェントは登録して転職活動をすると、複数の企業をピックアップしてくれます。一度、人材エージェントの担当者と話したことがあるのですが、一人に対してだいたい5-6社を紹介するそうです。

 

もう一つは取捨選択できることです。

 

ゲームの開発会社といっても実情は様々です。私が勤務しているような業界の隅っこに位置している零細企業もあれば、社員数百人を超える大企業もあります。

 

人材エージェントから紹介してくれた企業の求人票を確認して、自分の条件に合う企業に応募すると良いかと思います。正社員の求人であれば求人票は必ず用意してくれます。

 

もし求人票を用意してくれない人材エージェントだったら、そこは利用するのを止めた方が良いでしょう。

 

人材エージェントを使うデメリット

人材エージェントを使った場合のデメリットは、採用の確率が下がることです。前述したことと矛盾していますが、人材エージェントにお金を払う以上、事実でもあります。

 

多くの会社が以下のような基準で人材エージェントを利用しています。 

  • 経験者であれば人材エージェントを利用する
  • 未経験者は人材エージェントを利用しない

実は私が勤務する会社もこのパターンです。

 

人材エージェントから社員を採用すると、ゲーム会社は人材エージェントに想定年収の35%を支払うことになります(会社によって利率は変わります)。

 

年収400万円の人を一人採用すると、140万円を支払う必要があるのです。ゲーム開発の経験者であれば、もちろんこれだけのお金を払っても採用したいのですが、未経験者だと採用にお金をかけたくない、というのが採用担当者の本音です。

 

まとめ ー 無料なので相談は気軽に

実際にお金を払うのは採用する側のゲーム会社で、お金を受け取るのは人材エージェントです。転職活動をしている応募者は、お金を払う必要はまったくありません。応募者は最初から最後まで無料で利用できます。

 

実際に利用するかどうかは別として、利用にはまったくお金がかからないので、相談してみるのもいいのではないでしょうか。

 

以上、採用予定の人数を確保できていなくて、苦しんでいる採用担当者の独り言でした(^^;

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