中途採用の面接で、私が必ず聞くことがあります。それは、将来的に貴方はどのようなポジションになりたいか、という質問です。
答えは様々です。
- ずっとデザイナーとして現場で作業をしたい
- クオリティを管理するアートディレクターになりたい
- プロデューサーや管理職を目指したい
概ね答えは2つに別れます。上の答えは3つじゃないか、というツッコミが入りそうですが、内容的には2つといっていいでしょう。
要は現場でずっとデザイナーとして働きたいのか、それとも現場を離れてディレクターや管理職になるか、ですね。
どこかで現場を離れるかどうかを選択しないといけない
20代の人はまだ実感がないでしょう。30代でも考えないかもしれません。確実に考える必要があるのは40代です。
現場を離れるのかどうか、それともずっと現場に居続けるのかどうかを考える必要がでてきます。
私の職種であるCGデザイナーだと、ずっとCGデザイナーとして40代でも50代になっても働き続けるのかどうかを考える必要があるのです。
もし現場でデザイナーで居続けることを選択した場合は、自分よりも年齢の若い後輩がディレクターや管理職になって、上司になることを覚悟しておく必要があるでしょう。
それでも現場が好きで、デザイナーで居続けたいという人もたくさんおられます。
体力と年齢の問題。相手からみた年齢も考慮する必要がある
CGデザイナーという職種であれば、それほど体力は気にしなくて良いのかもしれません。それでも、毎年のように進化するソフトウェアや新しく出てくるツール、知識を勉強し続ける必要があります。
体力を使う仕事だとどうでしょうか。
自分が40代、50代になったとしても、同じように体力仕事が続けられるでしょうか。
そしてもう一つ考える必要があるのが、相手の立場からみた自分の年齢です。
誰もが自分より年上の部下は嫌がるでしょう。それでも正社員であれば自分の居場所はまだあるかもしれません。
個人事業主の場合や非正規雇用の場合はどうでしょうか。
自分が50代になったときに、クライアントのディレクターが20代だったとしたら、50代の人に仕事をくれるでしょうか。スキルや能力に関係なく、年齢が上の50代の人には指示しにくい、という理由で仕事を失う可能性があります。
組織を離れた40代が考えるべきこと
ここまで何を書いているのかといえば、自分のことですね(^^;
今はまだ40代ですので、自分で作業もして、クライアントさんからも月額契約で副業としての仕事を得ています。副業と正社員としての収入を合わせると、普通のサラリーマンの倍近く稼いでいます。まあ、正社員としての収入はもうすぐ無くなるのですがw
脱線しました。話を元に戻します。
40代、50代の個人事業主やフリーランスは考える必要があると思ったのです。自分が仕事をこなせる体力があるかどうかよりも、自分の年齢が上がることで、クライアントが仕事を依頼しにくくなるのです。
クライアントと信頼関係があったとしても、その方が退職したり転勤などでで去ってしまったら?
後任の方が20代の若手ディレクターだった場合、50代の個人事業主に依頼するでしょうか。おそらく50代の人は使わず、自分と同じ世代のデザイナーを使いたいのではないでしょうか。
まとめ ー やはり必要なのはストックビジネス
そう考えるとやっぱり必要なのはストックビジネスですね。労働の対価として収入を得るのではなく、継続して収入を得る方法が必要です。
例えばアルバイトしている人なら、それは自分の時間を切り売りして収入を得ていることになります。自分がアルバイトを止めてしまえば収入はストップします。
そうではなく、自分でお金を稼ぐシステムを作る必要があるのです。自分が動かなくてもお金が入ってくるシステムを構築しないといけないのです。
とは言いつつも、それが何かといわれれば、あまりいい考えは思い浮かばないので、今はひたすらブログを書いています。
誰か私にお金を稼ぐシステムを教えてくださいw
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