プロ野球もキャンプが始まり、2019年が実質的にスタートしました。
私は熱狂的な阪神ファンですが、今回はそれは封印して、純粋に2019年のセ・リーグの順位予想をしてみます。
今回は阪神ファンではなく、プロ野球ファンとしてひいき目なしに順位を予想してみました。
優勝 巨人
セ・リーグ最強戦力を持っているのは明らかに巨人です。故障者が出ず、全てが機能すればぶっちぎりの優勝の可能性もあるでしょう。
以下に2019年の巨人の新戦力を列挙します。
- 丸佳浩
- 炭谷銀仁朗
- 中島宏之
- 岩隈久志
- クリスチャン・ビヤヌエバ
- ライアン・クック
3割、39本塁打、97打点を叩き出した丸が広島から加入しました。4番の岡本が今年と同様の活躍をするかどうかは難しいところですが、2年目のジンクスで成績を落としたとしても、2割8分、25本塁打くらいは打つでしょう。
加えて毎年安定した成績を残している坂本、MLBで1シーズン20本塁打したビヤヌエバが加入し、打線は安定しているといっていいでしょう。マギーは抜けましたが、ゲレーロも居ますしね。
投手陣はエース菅野を中心に、抑えとして新加入のクック、先発として豊富な実績のある岩隈が加わりました。2018年に9勝した山口や、2017年に13勝した左腕田口など、実績のある選手が揃っています。
2位 阪神
ひいき目でなくても、上位に食い込みそうなのが阪神です。
- 13勝 ガルシア
- 10勝 西
二桁勝利を上げた投手が二人加入したのに加えて、抑えのドリスが残留し、あらたにジョンソン投手も獲得しました。
抑え候補は藤川、能見、桑原、高橋と豊富に揃っており、先発もメッセンジャー、藤浪、岩貞、才木、秋山、岩田と誰かがリリーフに回らないと行けないくらい、戦力が整っています。
阪神の長年の課題は打線です。27歳と若く中軸が打てるマルテを獲得しましたが、彼がどれだけ打つかは未知数です。42歳になる福留、38歳になる糸井や鳥谷に期待をするのは酷というものでしょう。
大山、中谷、陽川、高山辺りの若手がどれだけ活躍するかによって、順位が左右されることになりそうです。
3位 広島
広島の4連覇を予想している人が多いのですが、広島は下手をするとBクラス転落の可能性も高いと思います。
チームトップの39本塁打、97打点を上げた丸選手が抜けて、順位が変わらないと予想する方が不思議に感じます。
3番を打っていた丸が抜けたので、4番を打つ鈴木の前を誰が打つかが重要になってきます。足の遅い松山は5番において、巨人から加入の長野か、足の速い田中が3番候補でしょうか。
広島の強さは打線だけではなく投手陣にあります。エースの大瀬良を軸にジョンソン、九里、岡田と先発陣は揃っています。リリーフ陣はジャクソンは抜けましたが、フランスアがその穴を埋めるでしょう。
フランスアは昨年のCSでの活躍も考えると、抑えの中崎選手へ繋ぐリリーフ投手として大活躍しそうな予感がします。
4位 ヤクルト
4位と予想しましたが、ヤクルトは上位に入る可能性を秘めています。打点王を獲得したバレンティン、走攻守の全てに期待できる山田が打線の核になるでしょう。
2018年に3割を打った、
- 青木
- 坂口
- 雄平
の3選手に加えて、2015年の首位打者である川端が復活すれば、打線はセ・リーグ最強になるかもしれません。
ヤクルトの問題は投手陣です。2018年で二桁勝利を上げたのはブキャナンだけでした。それだけに新加入した二人の外国人投手、スコット・マッガフとアルバート・スアレスの成績に左右されるでしょう。
もし二人の外国人投手のうち一人でも「当たり」で、二桁勝利をあげることがあれば、Aクラス入りは確実なチームです。
5位 DeNA
打線は上位チームに劣らない爆発力を秘めています。
本塁打数だけをみても、
- ソト 41本塁打
- 筒香 38本塁打
- 宮崎 28本塁打
- ロペス 26本塁打
4人が20本塁打以上を達成しています。2018年でチーム最多本塁打を獲得したのは、181本塁打を記録したDeNAです。
今年もソトとロペスは残留しているので、この4人は2018年と同様の成績が期待できるでしょう。
ただ投手陣は11勝を上げた新人の東選手が最多で、目立った新戦力はありません。BCリーグから古村と、育成選手として契約した外国人のコルデロが活躍すると考えるのは難しいでしょう。
DeNAはいくら打っても、成績的には下位に沈むのは確実といえそうです。
最下位 中日
中日打線の中心になるのは首位打者を獲得したビシエドでしょう。打率で3位に入った平田良介や5位のアルモンテが中軸を打つと思いますが、新加入の選手はなく、ビシエド頼りになりそうです。
今年初めて3割を打った、平田選手が2年続けて3割を打てるのかどうかも気になります。
投手陣は昨年で二桁勝利を上げたのは、13勝を上げた外国人投手のガルシアだけでした。そのガルシアが阪神に移籍したこともあり、投手では核になる選手が見当たりません。
松坂の復活に期待したいところですが、38歳という年齢を考えると2桁行けば御の字でしょうか。昨年、松坂と並ぶ6勝を上げた笠原祥太郎に期待したいのですが、23歳の若手にそこまで期待するのは酷というものでしょう。
まとめ ー 巨大戦力を持つチームが勝つのは当たり前
巨大戦力を持つ巨人が優勝すると予想します。原監督は通算12年の監督歴でAクラスは11回、Bクラスは1回、優勝7回という成績を残しています。
常に上位に入る巨人を指揮していたとはいえ、名監督といっていいでしょう。その監督が指揮して、巨大戦力を持っているので1位予想も仕方がないと思います。
阪神は矢野監督の采配はともかく、打線に上向きの要素がありません。福留、糸井、鳥谷の高齢化が進み、マルテ選手も活躍するかどうかは未知数です。投手陣は6球団でも随一なので、あとは打線次第でしょうか。
広島は丸が抜けたこともあり、4連覇は容易ではないと予想します。ヤクルト打線が好調なら、ヤクルトと順位を入れ替える可能性もあるでしょう。
一番確実なのは最下位の中日です。13勝したガルシアが阪神に移籍し、与田監督の采配も未知数です。若手選手がいきなり覚醒して3割30本打つようなことがあれば話は別ですが、最初からBクラスに沈んでしまいそうな雰囲気です。
※選手の敬称は省略させていただきました。
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