怒られそうなタイトルですが、継続は力なり、というのは嘘です。いや、嘘というというと言い過ぎかもしれません。間違った方法でやり続けても成功はしない、という方が正しいでしょうか。
継続は力なり、に近い言葉で、練習は嘘をつかない、という言葉もあります。コツコツと練習する人の励みになる言葉ですが、これも嘘ですね。
練習は嘘をつかないって言葉があるけど、頭を使って練習しないと普通に嘘つくよ。
— ダルビッシュ有(Yu Darvish) (@faridyu) June 11, 2010
ダルビッシュ選手のTwitterです。この言葉は真実だと思います。
練習や継続することを否定しているわけではない
練習や継続することを否定してるわけではありません。練習や継続することはある意味当たり前のことであり、何かを成し遂げるための必要条件です。でも十分条件ではありません。
少し極端な例ですが、英語が話せるようになりたい、と考えたとして、英単語の勉強を来る日も来る日も続けたとしたらどうでしょうか。1年間、いや、10年間それを続ければ、英語を話せるようになるでしょうか。
ならないですよね。
いくら英単語の勉強を継続しても、英語を話せるようになる、という目的を達することはできないのです。英語の語彙は増えると思いますが。
正しい方向に努力しないといけない
何か目的があって、あることを継続しているときのその目的は何でしょうか。
例えばブログです。ブログを書く理由は様々です。
- お金が欲しい
- 有名になりたい
- 承認欲求を満たすため
でも、ブログを書き続けることが目的ではない筈です。継続すれば何とかなる、と考えている人は思考停止しています。
- どうすればアクセス数が上がるのか
- 成功しているブロガーはどうしているのか
- アナリティクスやサーチコンソールなどの各種ツール
- 内部リンクの構築
- タイトルや見出しのキーワード選定
- アイキャッチ画像
考えるべきことは山のようにあります。それらを考えずに継続すれば何とかなる、と考えている人は、英単語を勉強し続ければ英語を話せるようになる、と考えている人と同じです。
努力や勤労は尊い。でも必要なのは結果
何かを成し遂げるために練習する、一つのことを継続する、ということは非常に尊いことだと思います。でも、必要なのは結果です。
プロ野球選手で「毎日12時間練習するから、年俸を上げて欲しい」という選手は存在しません。
仕事でも同じです。会社に何時間も居ることが重要なのではありません。残業するかどうかなど関係ありません。必要なのは結果を出しているかどうかです。仕事に対する姿勢は良かったとしても、世の中で求められるものは結果なのです。
- 毎日12時間働いて終電で帰り、休日も出勤し、給料20万円
- 毎日8時間働いて定時で帰り、休日は家族サービス、給料は40万円
上記の二つなら、後者の方が良いですよね。本人はともかく家族から見れば後者の方が圧倒的に良いでしょう。前者の人の労働は褒められたとしても、結果は決して褒められたものではありません。
この場合に前者の人に必要なのは考えることです。今の状況を継続するのではなく、状況を改善するためにどうすればよいのか考えかつ行動するのです。
・・・あ、ちなみに私の労働環境はほぼ前者ですw
まとめ ー 継続できる人は何もしない人よりも数歩先を歩いている
継続できる人や練習している人は、何もしない人よりも数歩前を歩いています。数歩先というよりも何もしない人は論外といってもいいので、数百歩先かもしれません。
必要なのは考えることです。試行錯誤です。試すのです。
常にもっと良い方法はないのか考えましょう。
- 自分の努力は正しいのか
- 練習方法は間違ってないのか
- 他にもっと良い方はないのか
- 成功している人はどうしているのか
何かをしているときも考えることはできます。移動時間、お風呂、単純作業などの時間で考えることはできるでしょう。
いつか、今の状況を打破してやるぜー!!
という自分の叫びを最後に書いて、今日はこの辺で。
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