キングコングの西野氏が3億円の借金(正確には借金をする予定)で、
- 圧倒的恐怖
- 震えが止まらない
- 激しい下痢
とブログに書いています。話題になっているのでご存知の方も多いと思います。
3億円という金額は確かに途方もない数字ですが、世の中には経営していたゲーム会社が倒産し、90億円を負債を抱え自己破産しても、なおゲームを作り続けている方もおられます。
ぷよぷよの生みの親である仁井谷正充氏です。
(出典 Youtube)
68歳の現役ゲームクリエイター
仁井谷氏はコンパイル倒産後も、関連会社の社長などを務めておられましたが、それらも結局はうまく行かず、ほそぼそとアルバイトしながらゲーム開発を続けておられたようです。この辺りは電ファミニコゲーマーの記事が詳しいので、そちらを紹介します。
【田中圭一連載:ぷよぷよ編】大ヒット落ち物パズルをかつて手がけた仁井谷正充の成功と挫折。経営難で抱えた負債90億円からの復活
私は自分にはできないことができる人を無条件で尊敬します。記事を読んで、これはできないなあ、と思いました。もし私が何かで自己破産したら、家賃数万の田舎の空き家を探して、生活できる分だけを稼いでひっそりと暮らすと思います。
アルバイトしながら8年間もゲーム開発はできないなあ。
ゲーム開発は好きなのですが。
なぜコンパイルは倒産したのか
コンパイルは倒産の原因を誤認していました。私自身は「ぷよまん」(コンパイルのヒット商品であるぷよぷよの形をしたまんじゅう)やテーマパークなど、ゲーム以外の商品を手がけたことによる事業拡大がうまく行かなかった、と認識していました。
ところが、電ファミニコゲーマーを読んでいると、ビジネスソフトであるグループウェアの販売がうまく行かなかったことが大きかったようですね。調べてみるとWikipediaにもありました。
ビジネスソフトも販売されていたのですね。知らなかった・・・
今はグループウェアを導入していない企業の方がが珍しいくらいなので、インターネット対応や販路があれば成功していたのかもしれませんね。
やっぱり、テーマパークも原因かな
若ゲのいたりを読んだあと、仁井谷氏のことが気になって色々と調べていたら、テーマパークもやっぱりコンパイル倒産の原因のようです。
- ディズニーランドのような、ぷよぷよランドを作りたかった
- 企画書の絵を書くのに一千万円を使用
- 地上10階建て
- ジェットコースター、空中ブランコ、巨大プール
- ぷよぷよのキャラクターをあしらった巨大な外観
あ、これは潰れるかな(^^;
でも、これは時間経過した今だから、言えることなのでしょうね。当時の仁井谷氏は40歳ちょっとです。それで、売り上げ70億超を達成したら、これくらいは考えてしまうものなのかもしれません。
40歳を過ぎても、孫請けゲーム開発会社のCGデザイナー兼採用担当兼雑用担当管理職をしている私とは雲泥の差だ・・・
まとめ ー ぜひとも復活してほしい。いや、もう復活かな。
仁井谷氏は現在はコンパイル◯株式会社を設立し、代表取締役に就任されています。コンパイル◯株式会社の会社規模や経営状況は分からないので、何ともいえないのですが、ぜひとも復活して欲しいと願っています。
いや、一時期は専門学校の講師や警備員のアルバイトをされていたそうなので、今はもう見事な復活といっていいのでしょうね。
日本社会は会社経営に失敗すると失格者のように扱われるのですが、それは日本の良くないところだと考えています。アメリカだと会社設立→失敗は勲章のようなもので、尊敬の対象とされるそうです。
そういう意味で、仁井谷氏はすごい勲章をお持ちなので大いに尊敬しています。
ところで、消えてしまったぷよまんはもう復活しないものなのかなあ。
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