私は3Dツールを触っていると作りたくなるものが二つあります。
- 美女
- ロボット
今まで仕事で嫌というほど3Dツールと取っ組み合ってきましたが、実はこの二つは作ったことがありません。スマホ向けの三等身くらいのキャラクターなら作ったことはあるのですが、それを3Dで作成した美女とはいい難いですね。
3DCGで作られた美少女の変遷。伊達杏子、テライユキ、飛飛、そしてSaya
3Dで作られた美女というとやっぱりテライユキや、今だとSayaを目指したいところです。
幸いなことに自宅で学生用のMayaをゲットしたこともあって、趣味と勉強を兼ねて、美女を作ってみることにします!
3Dソフトを触ってると、
これで絶世の美女か、かっちょ良いロボットを作ってみたいなあ、
と思うのは男のサガだろーか(・∀・)— たろすけ (@kitaha_tarosuke) 2018年5月15日
というツイートをしてしまうくらいなので、言ったからには実行してみよう、ということで^-^
顔のモデリングのスタートは四角形から
まずはボックスを作成します。人間の顔の形は丸いので、球から始めても別に構いません。ただ私自身はローポリゴンでのモデリングに慣れているので、四角から始めてみることにします。
四角形ができました。ここからスムーズを使って四角形を少し丸める&ポリゴンを分割します。
Ctrl + aを押して、アトリビュートエディターを開きます。最初は隠れていると思うのですが、Smooth Meshの横の▼をクリックして、Smooth Mesh Previewにチェックを入れます。
四角形にスムーズ機能が働いて、丸みを帯びた形状になりました。ここから今度はこのスムーズをポリゴンに再変換します。
Modify→Convert→Smooth Mesh Preview to Polgonsと選択して、スムーズをポリゴンに変換します。
モデリングするときはSoft Selectionを随時切り替えよう
人間の顔は縦長なので、形状を縦長に変形します。
Soft Selectionをオンにして、球状のモデルの一番下の頂点を下に引っ張ります。Soft Selectionは移動などを周りに影響させるかどうかのオプションです。
Soft Selectionを入れていないと、選択した頂点のみが移動します。ローポリゴンのモデリングだとSoft Selectionを利用しないことの方が多いのですが、今回のようにポリゴン数に制約がないモデリングだと、適宜入れ替えて使用すると良いかと思います。
Soft Selectionを利用するかどうかの切り替えのショートカットは「b」キーです。
Soft SelectionはModeling Tool Kitにも選択スイッチがあります。影響の範囲もここで設定が可能です。
人間の顔のような左右対称のものをモデリングするときは、SymmetryをObject X(上の画像の青い部分)にしておくと良いでしょう。
エッジの追加と頂点移動で形状を整えていく
縦長の楕円形になったら、適切な場所にエッジを追加します。
Multi-cut Toolを利用してポリゴンにループ状にエッジ(ポリゴンのライン)を追加します。Ctrlキーを押しながらだとループエッジになります。
その後はちまちまと頂点を移動させて顔の形状を整えて行きます。テキトーにやっちゃったのですが、何となく顔の形状になってきたでしょうか。
まとめ ー まだまだこれから先は長い
Mayaでの顔モデリングの序盤を紹介しました。まだまだこれから先は長くなりそうです。作業していて思ったのですが、三面図は必ず用意したほうが良いですね。ローポリゴンで顔モデルは何度も作っているので、無くても何とかなるだろう、と高をくくっていたのですが、実際にないと結構苦労しました。
そういや仕事のときは必ず用意してたな・・・
さて、今後も進捗をちょいちょいブログにアップしていきたいと思いますので、お付き合いいただけると嬉しく思います。
※追記
続編となる第2回をアップしました!
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