GWに天橋立(あまのはしだて)に行ってきました。天橋立は日本三景のひとつで、京都府北部にあります。大阪から車で3時間弱で行けることもあり、関西でも人気の観光地のひとつです。
関西在住の私は何度か訪問したことがあるのですが、それでも見るたびに良い景色だと実感します。初訪問の小学生の息子は大興奮していました^_^
間違いなく絶景といっていいでしょう。息を呑む、という言葉がありますが、この景色を実際に目にすると本当に息を呑みます。
- 天橋立周辺の駐車場
- 天橋立の南側 土産物屋と廻旋橋
- 天橋立は徒歩でも自転車でも渡れる
- 岩見重太郎の仇討ちの碑や様々な松、休憩所も
- 天橋立の北側 籠神社から傘松公園へ
- 傘松公園からの天橋立 これぞ絶景!
- まとめ ー 天橋立はさすがに日本三景の数えられるくらい絶景
天橋立周辺の駐車場
天橋立の周辺には駐車場はいくつかありますが、概ね下記のように値段が分かれています(2019年5月のデータ)。
- 市営天橋立駐車場 600円
- 私営駐車場 1,000円~500円
市営天橋立駐車場は市営だけあって駐車料金も安く、時間制限ありません。ただ場所に要注意です。
天橋立に訪れる場合、南側からアクセスすることが大半だと思いますが、市営駐車場は天橋立を通り過ぎたところにあります。
私は事前に下調べをしていなかったので、私営の駐車場に車を止めてしまいました。選んだ駐車場は料金も高めで、3時間という時間制限がありました。場所は天橋立に近かったので、その点では良かったのですが。
下記に駐車場についてまとめておきます。
市営天橋立駐車場 | 私営駐車場 | |
料金 | 600円 | 500円~1,000円 |
時間制限 | なし | あり |
天橋立への距離 | 遠い | 駐車場に左右される |
備考 | 天橋立への距離によって料金が変わる | |
公式サイト | 市営駐車場(宮津市) |
私営駐車場は天橋立に近いほど料金が高くなるようです。天橋立のふもとだと、ほとんどが1,000円で、駐車時間も2-3時間と制限がありました。
天橋立から離れると500円で時間無制限のところも見かけたので、割り切って離れた私営駐車場を利用するのも良いかもしれませんね。
天橋立の南側 土産物屋と廻旋橋
天橋立の南側のふもと付近に車を止めて、天橋立へと向かいます。奥に見えるのが文殊堂ですね。
天橋立の南側には土産物屋が立ち並び、散策するだけでも楽しめます。写真では人影がまばらですが、これは大阪を早い時間帯に出発し、天橋立に9時過ぎ頃に到着したためです。お昼ごろになると観光客でいっぱいでした。
奥に見える門が文殊堂の入り口です。文殊堂は正式な名称は知恩寺で、本堂が文殊堂と呼ばれています。文殊は知恵を授ける菩薩様のことで、三人寄れば文殊の知恵、という言葉でも有名ですね。
文殊堂に向かって右に折れると廻旋橋があります。写真の奥に見えるのが廻旋橋ですね。大型の船が通行するときに、橋が回転して通過できるようになるようです。
多いときには一日に50回くらい回るようですが、残念ながら私達が訪れたときはその気配がなかったので、普通に橋として渡っただけでした。
(出展 天橋立観光ガイド)
実際に回転している写真です。
目の前で回転すると確かに迫力がありそうですね。見てみたかったなー。
天橋立は徒歩でも自転車でも渡れる
廻旋橋をわたって天橋立へと向かいます。天橋立のふもと付近にはレンタル自転車やモーターボート乗り場があります。レンタル自転車は天橋立の反対側で乗り捨てできるタイプと、 返却が必要なタイプがあるようです。
天橋立は徒歩でも自転車でも渡れます。原動機付自転車も通っていたかな。道幅はだいたい4-5mくらいです。
地面は砂利道なので、雨が降っても水はけは良さそうです。ただ舗装はされていないので、歩きやすい靴で行くとよいでしょう。
天橋立は海側沿いを歩くこともできます。景色は良いのですが、風を防ぐものがないので、風が強い日は松並木の中を歩いたほうが良いかもしれません。
天橋立は大人の足で20分から30分くらいで渡ることができます。私達家族は小学生の子どもが居ることもあって、海側にいってヤドカリを掴まえたりしながら歩いていたので、小一時間くらいかかりました。
岩見重太郎の仇討ちの碑や様々な松、休憩所も
天橋立の道中には岩見重太郎の仇討ちの碑や様々な松があって、飽きることはありません。
剣豪岩見重太郎は別名を薄田兼相といって、大阪夏の陣で活躍した武将です。歴史小説好きには有名な人物ですね。仇討ちや狒々退治などのエピソードもある一方で、夏の陣では、ちょっとした失敗から橙武者と呼ばれてしまいました。
天橋立の松並木の中にある智慧の松です。知恵ではなく智慧であることに何か意味はあるのかなー。
途中に倒れた二本の巨木がありました。双龍の松という案内がありますが、既に倒木だけになっています。
近くに双龍の松の案内板がありました。平成16年の台風23号で残念ながら倒れてしまったようです。
天橋立には他にも夫婦の松や里帰りの松など、様々に名付けられた松があり、散策していて飽きることがありません。
天橋立には途中で休憩所がいくつかあります。屋根付きの休憩所もあるので、お弁当を持参して途中で食べるのも良いかもしれませんね。
天橋立を南側から渡り始めると、天橋立の碑が終着点にありました。北側から渡り始めるとここがスタート地点になります。
天橋立の北側 籠神社から傘松公園へ
天橋立の北側にも土産物屋さんが並んでいます。モーターボートや観光船の乗り場もありました。
私達は帰りはモーターボートを利用しました。親子3人で1,000円でしたが、業者によって料金はまちまちのようです。モーターボートは頻繁に発着しており、それほど待つことはありませんでしたが、これはGW期間中だったからかもしれません。
天橋立の北側には元伊勢籠神社(もといせこのじんじゃ)があります。神社内は残念ながら撮影禁止なので、鳥居の写真を掲載しておきます。
股のぞきで有名な傘松公園への道中にあるので、籠神社に参拝してから傘松公園へと向かいます。
籠神社からから傘松公園へと向かう道にもお土産さんが多数立ち並んでいます。この頃にはお昼も近くなり、人手も多くなってきました。
傘松公園へのリフト乗り場の府中駅です。駅の周辺にも土産物屋さんが立ち並んでおり、妻と私は団子を、子どもはアイスクリームを食べました^^
リフトに乗って傘松公園へと向かいます。
同じ乗り場からリフトだけではなくケーブルカーも利用できます。違いについては表にまとめてみましたので、参考にしていただければ幸いです。
リフト | ケーブルカー | |
料金 | 330円(往復660円) | 330円(往復660円) |
運行期間 | 3月1日から11月30日 | 年中無休 |
運行時間 | 9時から16時 | 8時から18時 |
乗車時間 | 6分 | 4分 |
乗車タイミング | 随時 | 15分ごと |
乗車チケットは共通なので、行きはリフトで帰りはケーブルカー、という利用も可能です。リフトは一人乗りで安全バーなどもないので、小さいお子さんが居る場合は、リフトは避けたほうが良いでしょう。
ケーブルカーは15分ごとの運行ですが、リフトは随時運行しているので、ケーブルカーに比べて早く乗車できるようでした。
傘松公園からの天橋立 これぞ絶景!
傘松公園からの天橋立の眺めです。これぞ絶景といっていいでしょう^^
これはリフトを降りてすぐ撮影したものなので、まだ股のぞきの名所ではないのですが、それでも見事な景色です。
傘松公園は綺麗に整備されており、足元がガラス張りになっているスカイデッキや、円形にせり出したコロッセオなどがあります。
写真ではわかりにくいのですが、スカイデッキの奥側にガラス張りになっている箇所があります。
こちらはコロッセオと名付けられた展望デッキです。ここからの眺めも良かったですね。
スカイデッキやコロッセオも良いのですが、傘松公園にきたからには股のぞきをしなければ、ということで、股のぞきの発祥地へと向かいます。
股のぞきの発祥地は傘松公園内にあります。天橋立を背にして左側に階段があり、それを登って5分くらいで到着します。
股のぞきの発祥地です。股のぞきをする人のための、専用の台座も用意されていました。当日がGWということもあり、観光客が交代で股のぞきをしていました。
股のぞきもしたのですが、さすがに写真は撮らなかったので、冒頭の写真をトリミングして上下反転してみました。天にかかる浮き橋のように見える・・・かな?^^;
まとめ ー 天橋立はさすがに日本三景の数えられるくらい絶景
天橋立は日本三景のひとつに数えられるくらいあって、景色は最高といっていいでしょう。私も何度目かわからないくらいの訪問ですが、それでも感動しました。
観光地に訪れると、この観光地は寂れつつあるなあ、と感じることもあるのですが、天橋立はその逆で、観光地としてより発展しつつあるようです。南側のふもとの文殊堂への参道は賑わっていますし、北側の傘松公園もスカイデッキなどが整備されています。
また今回は立ち寄りませんでしたが、南側にも天橋立ビューランドや温泉、海水浴場などがあり、一日中遊ぶことができます。
それとひとつ意外だったのは、海がすごく綺麗だったことです。
水が透き通っていてとても綺麗な海でした。観光地の海というと、少し汚れているという先入観があったのですが、天橋立周辺の海は本当に綺麗でした。
ヤドカリがたくさんいて、ウチの子は天橋立よりもヤドカリばかり気にしていましたがw
関西圏はもちろん、そうでない方も天橋立はお薦めの観光地です^^
そして最後は、股のぞきの天橋立だけにマスクド・ニシオカさん風で。
でわ、股!!
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