仕事に置いて電話は必須のツールです。メールやチャットが利用されるようになったとしても、電話で仕事の相談することは今でも多いと思います。
そして営業でも電話を利用することはよくあります。今回は数年前に一度だけ会った方から、営業の電話をもらったというお話です。
その方はある会社の社長さんで、私とは数年前に一度だけ会ったことがある方でした。
一度しか会ったことのない社長からの電話
少し前の話になります。私の会社用の携帯電話にいきなり電話がかかってきました。電話番号に見覚えはなかったのですが、私は会社用の携帯電話にかかってきた電話には全て出ることにしています。
このときもためらわずに電話に出ました。
株式会社○○の△△です。ご無沙汰しております!。交流会ではありがとうございました!
ああ、えー、はい。ご無沙汰しております。そうですね。たしか以前に交流会で名刺交換させていただいた・・・
そうですそうです!。覚えていただいてありがとうございます!
すみません。正直なところ覚えていませんでした(^^;。電話の最初に「交流会で・・・」と話していただいたので、交流会で名刺交換した方のどなたかだろう、と適当に目星をつけて返答したのです。
営業も担当している私は、様々な交流会に定期的に参加しているので、多くの人と名刺交換しています。そのため、知らない人から電話をもらうことがときどきあるのです。
電話の内容はスタッフの出向提案
交流会で出会ったのだろう、と思いつつも相手の顔は思い出せません。会社名を聞いても思い当たりません。
実は後から分かったのですが、その交流会に参加したのは2年近く前で、そのときに一度だけ名刺交換した社長さんからの電話だったのです。
実は弊社にゲーム系のエンジニアがようやく入社しまして。是非とも一度提案にお伺いしたいのですが
ありがとうございます。すぐにお仕事をご依頼できるかどうかは分からないのですが、ご相談であればいつでも大丈夫です。
もちろん相談レベルで大丈夫です。それではお伺いさせていただく日時ですが・・・
その後は訪問していただく日時を取り決め、電話を終えました。
現在はその社長さんの会社にお仕事を依頼中
その後、その社長さんにはご来社いただき、仕事の話をしました。そしてプロジェクトの内容と、ご提案いただいたエンジニアさんのスキルが合致したこともあり、仕事をお願いすることになりました。
もちろん実際に仕事を依頼する前に、金銭面や契約面の話があったのですが、それは今回の本題ではないので省略します。
交流会などで名刺を交換しても、電話を架けてくる方はあまりおられません。電話があるとしても、交流会から数日以内のことがほとんどです。
その社長さんとは、その後も色々とお話ししたのですが、その内容にちょっと驚きました。
- 昔からゲーム開発をしたかった
- 自分自身は総務出身で何のスキルもなかった
- 過去に所属していた会社が倒産した
- 残ったスタッフが路頭に迷わないように会社を設立した
- 自分が年長だったこともあり、貯金を切り崩して資金を出した
ちなみにその会社はゲーム会社でもデザイン系の会社でもありません。まったくの他業種なのですが、ゲーム好きなのでいつかはゲーム開発をしたくて、私と名刺交換したことを覚えていたそうです。
まとめ ー 忖度しない人が成功する
忖度、という言葉は、相手のことを推しはかる、という意味だと理解しています。そして仕事では、忖度しない人が成功するものなのかもしれません。
私自身も交流会で出会った人に営業電話をすることはあります。でも、2年前の交流会で一度だけ会った人に電話をする勇気はありません。忖度する気持ちが少しでもあれば、
- 2年前の交流会で会った人など覚えていないだろう
と考えてしまい、電話をするのが億劫になると思います。
そのことを社長さんに話すと、いやあ、ウチは社員数が一桁の会社なので、忖度とかしているとすぐに会社が潰れちゃうんで、と笑っておられました。
さて、私も営業をがんばらないと。
明日はしばらく連絡していないゲーム会社に営業の電話をしてみよう^^
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