プロ野球のストーブリーグも一段落しました。
私の応援する阪神タイガースには、オリックスから西投手がフリーエージェントで移籍し、人的補償として竹安投手が移籍しました。
そしてもっとも印象的だったのは、阪神ではなく巨人です。
- 獲得 炭谷銀仁朗捕手→人的補償で移籍 内海哲也投手
- 獲得 丸佳浩外野手→人的補償で移籍 長野久義外野手
巨人はFAで2名の選手を獲得したのですが、人的補償で生え抜きの選手が球団を去ることになりました。
これはFA移籍というよりもトレードではないか、と流し読みしたネットニュースに書いてありましたが、本当にトレードに近いと思います。
そろそろFA制度の定義を変えたらどうか
そろそろFA制度の内容を見直してもいいのではないでしょうか。今回、広島の丸選手がFA宣言をすると大きなバッシングが巻き起こりました。ファンの気持ちは分からなくもないのですが、FA選手はプロ野球選手に与えられた権利です。
応援するチームの選手がFA宣言した場合は、寂しくもあるのですが、できれば快く送り出してやりたいと思います。
そもそもFA宣言、というルールを見直すべきではないでしょうか。FA宣言ではなく、全員が自動的にFAになる、という形にすれば良いのです。そうすればFA宣言する選手が、球団やファンを裏切ったという誹り受けることはないでしょう。
いや、ちょっと違いますね。FA宣言することがなくなるのです。全員が自動的にFAになるのです。もちろん人的補償も廃止します。
素人が勝手に考えたFAルール
私はプロ野球好きで、熱狂的な阪神ファンであるだけのただの素人です。そんな素人で恐縮ですが、新しいFAのルールを勝手に考えてみました。
- 8年間の出場選手登録で全員FAになる
- 支配下選手登録のうち50名をプロテクトできる
- 初めてFAになった選手はプロテクトできない
- FAで移籍した選手は3年間はFAにならない
- 年俸によってランクをA、B、Cに分ける
- 移籍した選手のランクによって翌年の選手の獲得を制限する
要は毎年支配下登録している選手70名のうち、20名が自動的にFAになるという制度です。このプロテクトを外れた20名の選手は、海外も含めて自由に他の球団と交渉することができます。
FA権の行使と人的補償をなくす
FA権を行使するとか、人的補償を一切なくしてしまいましょう!
FA権を行使するFA宣言にはどうしても負のイメージがつきまといます。広島の新井選手がFA宣言で阪神に移籍したときに、号泣したのは有名です。でも、本来であればFA権は選手の権利であり、FA宣言することで選手が悩んだり、選手への批判に繋がったりすることがおかしいのです。
8年間で自動的にFAになるのであれば、FA権を行使する、という概念そのものがなくなります。FAでの移籍で人気球団に選手が集まったとしても、ランク分けによって次年度のFA移籍に制限をかければ、戦力差の偏りも出ないでしょう。
Aランクの選手を他球団よりも多く獲得した球団は、翌年のFAではAランクの選手は獲得できない、というような形ですね。この辺りは細かな調整が必要だと思いますが。
まとめ ー FA権の行使と人的補償をなくす
前述したように私は熱狂的な阪神ファンですが、この制度であればファンとしても問題ないと思います。生え抜きの選手が8年で移籍してしまう可能性はあるものの、他の球団の選手も自動的にFAになるので、良い選手が移籍してくる可能性もあります。
要は毎年各球団から20名の選手が、FAという市場に移動してそこから各球団に分配されるようなイメージです。他球団の評価を聞いて移籍しても良いですし、もちろん自分の球団と交渉して残るのも良いでしょう(その場合も3年間FAにはならない)。
妄想ネタですが、我ながらよく出来た案だと思うのですが、いかがでしょうか?^^
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