野村監督の持論である「外野手出身の監督は名監督になれない」を調べてみた

阪神タイガース

今年の阪神タイガースは下位に低迷しています。ホームラン数も少なく、ペナントレース開幕前に阪神タイガースのホームランの記事を書いたのが恥ずかしいくらいです。

 

阪神タイガースの一ファンでしかない私には、低迷の原因がなぜなのかは分かりません。ただ、野球関連のニュースを斜め読みしていると、野村監督の「外野手出身の監督は名監督になれない」という言葉がちょっと気になってきました。

 

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そこで今回は、外野手出身で名監督は存在しないのかどうかを、実際に調べてみました。過去に外野手出身の名監督が居なければ、野村監督の言う「外野手出身の監督は名監督になれない」というのが正しいのかどうか判断できるでしょう。

 

ちなみに阪神タイガースの金本監督の現役時代のポジションは外野手です(主に左翼)。

 

ペナントレース優勝3回以上を名監督の定義

名監督の定義は難しいですね。一度でも日本一になれば名監督といわれてもおかしくないですし、名選手を育てて名監督といわれる場合もあるでしょう。

 

ひとまず今回はペナントレースの優勝回数にこだわって、優勝回数が3回以上ある監督をピックアップしてみます。

優勝11回

川上哲治

鶴岡一人

優勝9回

水原茂

藤本定義(1リーグ時代も含む)

優勝8回

西本幸雄

森祇晶

優勝7回

原辰徳

優勝6回

三原脩(1リーグ時代も含む)

優勝5回

上田利治

長嶋茂雄

野村克也

優勝4回

王貞治

落合博満

古葉竹識

広岡達朗

藤田元司

星野仙一

優勝3回

秋山幸二

仰木彬

 ※敬称略。同じ優勝回数はあいうえお順

調べてみると優勝回数が3回以上の監督は19人いました。名監督があまりにも多いのも不自然なので、19人というのはちょうど良い人数のような気がします。

 

優勝3回以上の監督の守備位置は?

さて、次にこの19人の名監督のポジションを調べてみます。Wikipedia先生、よろしくお願いいたします。

川上哲治 一塁手、投手

鶴岡一人 三塁手、二塁手、一塁手、外野手

水原茂 三塁手

藤本定義 投手

西本幸雄 一塁手

森祇晶 捕手

原辰徳 三塁手、外野手、一塁手

三原脩 二塁手

上田利治 捕手

長嶋茂雄 三塁手

野村克也 捕手

王貞治 一塁手

落合博満 三塁手、一塁手

古葉竹識 遊撃手、二塁手

広岡達朗 遊撃手

藤田元司 投手

星野仙一 投手

秋山幸二 外野手、三塁手

仰木彬 二塁手

※敬称略

Wikipediaで外野手という記載のある監督は、鶴岡一人氏、原辰徳氏、秋山幸二氏の3人でした。そして3人とも外野手専業ではありません。鶴岡一人氏と原辰徳氏のお二人は三塁手として有名ですし、秋山幸二氏も外野手に転向する前は三塁手でした。

 

データだけで考えると、野村監督の持論である「外野手出身の監督は名監督になれない」は真実だといって良さそうです。

 

なぜ外野手出身の選手に名監督が居ないのか?

では、なぜ外野手出身の監督に名監督が居ないのでしょうか。野村監督の持論を引用すると、

野球のほとんどのプレーは内野で行われる。だから外野手出身の監督は名監督になれない

ということになります。

 

確かにバッターとの対決や各種サインプレー、守備位置の細かな変更など、野球の攻守のほとんどのは内野で行われます。

 

もちろん外野でもバッターに合わせて守備位置の変更くらいはありますが、野球のほとんどは内野で行われるという、野村監督の主張は間違いないでしょう。

 

外野手出身の名監督が誕生するかも

ただ外野手出身の名監督が、近いうちに誕生する可能性があります。それは広島東洋カープの現監督である緒方孝市氏です。昨年、一昨年と連続して広島カープを優勝に導き、今年もペナントレースで独走体制に入りつつあります。

 

そして今年もこのまま優勝すれば、優勝回数3回で名監督の仲間入りです。

(優勝回数3回で名監督というのは、私が決めた勝手なルールですが・・・)

 

頑張れ!、緒方監督。阪神なんてどうでも良いから、3回目の優勝を!

↑阪神が負けすぎで、もはや錯乱状態(^^;

 

まとめ ー 外野手出身の名監督は存在しないは真実だった

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