ゴブリンスレイヤー1巻 雑魚であるゴブリンが怖くなるダークファンタジー

マンガ レビュー

RPGでは、ゴブリンはスライムと並んで雑魚扱いされるモンスターです。ところがこのマンガを読むとそのゴブリンが怖くなります。

 

一匹一匹はもちろん強敵ではないのですが、

  • 集団での戦闘
  • ずる賢さ

からくる強さで、物語に登場する冒険者たちを次々と殺戮します。

 

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ゴブリンスレイヤーは帯にある「TVアニメ化決定!」というセリフにつられて購入してみました。ドラゴンスレイヤーなら何度でも耳にしたことのある言葉なのですが、ゴブリンスレイヤーは初めてですね。

 

このゴブリンスレイヤーですが、ネーミングの発想の勝利という気もします。「スレイヤー」はファンタジーでは「○○を退治するもの」という意味で使われています。普通に考えれば「小鬼(ゴブリン)を退治するもの」になるのですが、ゴブリンが雑魚というイメージを持っていただけに、この言葉の結びつきは想像できませんでした。

 

ゴブリンスレイヤー1巻のあらすじ

初めて冒険者として冒険者ギルドにきた女神官は、剣士、格闘家、魔法使いの三人組のパーティと出会い行動をともにすることにする。

 

ゴブリン退治に行くというメンバーは、相手がゴブリンということもあり、気軽に冒険に出発した。

 

ゴブリンのトラップに気づかず、背後から急襲されたパーティは、ゴブリンの剣で魔法使いが腹部を刺されてしまう。反撃した剣士も洞窟に似合わない長剣を使っていたことから、スキを疲れて惨殺される。

 

残った格闘家は奮戦するが大型のゴブリンに攻撃を止められ、ゴブリンの慰み者にされる。一人残った女神官にもゴブリンの手が迫ったときに、全身に鎧を着込んだ冒険者が現れた。

 

彼は冒険者としては最上級の資格を持ちながらも、ゴブリンだけを敵とする「ゴブリンスレイヤー(小鬼を殺す者)」と呼ばれる存在だった。

 

ゴブリンの怖さが感じられるマンガ

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(出展 ゴブリンスレイヤー)

上記のはあらすじに書いた追い詰められた女神官なのですが、絶望的というか、ゴブリンの怖さが感じられるシーンですね。

 

1巻を読んだだけなのですが、とにかく伝わってくるのは「ゴブリンの怖さ」です。雑魚であるはずのゴブリンが狡猾で、しかも集団で襲ってきます。

 

女性の冒険者を殺して裸にする

トラップを仕掛けておく

助けにきた別の冒険者が、裸の冒険者を助け起こすとトラップ発動

 

というシーンなどは、読んでいてエグいなあと感じます。そしてその冒険者グループも、遠隔からのスリングによる攻撃などで全滅し、ゴブリンの餌食になる、というような描写があります。

 

暴力表現や性的な描写、グロテスクなシーンがあるダークファンタジーというジャンルにどっぷりと位置づけされる作品ですね。

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主人公も登場人物も名前が分からない

ブログに書くために再度読み返してみたのですが、おもしろいな、と思ったのが、主人公も含めて名前が一切分からないことですね。こういう手法にネーミングがあったかな?

 

主人公であるゴブリンスレイヤーを始め、準主役級である女神官も名前が分かりません。物語の後半には、ゴブリンスレイヤーが居候している?家の幼馴染っぽい女の子も登場するのですが、この子も名前が分かりません。

 

ゴブリンスレイヤーは、おそらく姉がゴブリンに惨殺された過去があり、しかもそのシーンを隠れて見ていたような描写があります。そのあたりが名前が出てこないことと関係は・・・ないかな(^^;

 

まとめ ー アニメにしても大丈夫か心配になるくらい

アニメにしても大丈夫なのか心配になるくらい、暴力表現や性的な描写がある作品です。それだけに読む人を選ぶ作品だと感じます。

 

ゴブリンスレイヤーの過去や今後の展開も気になりますが、アニメ化して大丈夫なのかがまず心配です。

 

もっとも、あの北斗の拳もアニメになってしまえば、気にならない表現だったので、心配する必要もないかもしれませんが。

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