会社の部署を大別すると「管理」「営業」「生産」の3つのカテゴリーに分けることができます。部署の呼び名や種類はたくさんありますが、必ずこの3つの部署のどれかに分類されます。
要は会社という組織は、
- 生産 ものを作る(もしくは仕入れる)
- 営業 ものを売る
- 管理 それ以外
というように分類できるのです。
そして生産性がある部署、という考え方をすると、生産と営業のどちらかになります。でもこの二つだけでは会社は存続できません。管理を担当する人間も必ず必要なのです。
「生産性のない・・・」と紹介されてブチギレた部長のハナシ – 働けおっさんブロガー
この話を書こうと思ったのは、いつも拝読しているマスクド・ニシオカさんのブログを読んだからです。
会社の部署を3つのカテゴリーに分けてみる
いつものようにゲーム会社に当てはめて考えています。
- 開発
- 経理
- 総務
- 営業
- 人事
- 広報
- 管理
- 技術
ゲーム会社にあるのは概ね上記のよう部署でしょうか。これを分類すると下記のようになります。
生産
- 開発
営業
- 営業
管理
- 経理
- 総務
- 人事
- 広報
- 管理
- 技術
もちろんひとつの会社にこれだけ部署がある訳ではありません。中小規模の会社だと、開発、総務、営業くらいで、これにプラスして人事や技術くらいでしょうか。
管理を担当する数々の仕事
経理部はお金の出入りの管理や経費の精算、税金の支払いなどお金に関する業務を担当しています。中小企業の場合は社長が担当していたりします。
人事部は分かりやすいですね。社員の採用や社内の人員の配置、社員の研修、社員の評価などを担当しています。小さい会社の場合は社長が担当していたりします。
広報部はプレスリリースの用意や、取材対応などの社外対応、Webサイトの運営などの会社の顔的な役割を果たします。規模が小さい会社の場合は社長が担当していたりします。
一番大変なのが総務です。いってしまえば会社の何でも屋で、小さい会社だと経理、人事、広報などの業務を一手に引き受けていたりします。あまり大きくない会社の場合は社長が(以下省略)。
管理を担当する部署の人の悩み
以前に勤務していた会社は、開発部以外は総務部しかありませんでした。開発部が担当するゲーム開発以外の経理、人事、広報などの仕事を総務部が一手に引き受けてくれていました。
そして総務部といっても人数は総務部長以外は社員が一人居るだけの、実質2人だけの部署でした。
ある日、仕事を終えて変えるときに、まだ残っていた総務部長と少しだけ話をする機会がありました。
この伝票を処理したとしても、会社に利益を生み出している訳じゃない。
でも、誰かがこの仕事をやらないと、会社は回らないから、自分のやっていることに誇りを持ってるよ。
そういって笑いながら、まあ、何でも屋だからね、といって、私が帰るときもまだ伝票作業を続けておられました。
まとめ ー 会社は生産性のある部署だけで成り立っている訳ではない
会社は生産性のある部署だけで成り立っている訳ではありません。
会社を構成する3つの要素の一つである管理を担当する人も必ず存在するのです。
そしてその部署に居る方たちは、ひょっとしたら、
「これをしても会社の売上が上がる訳じゃないしなあ」
「でも誰かがこれをやらないと、会社が回らないし」
と悩んでおられるかもしれません。
だからこそ、マスクド・ニシオカさんのブログに出てきた「生産性のない云々・・・」という発言をされた部長さんは、まずいことを言っちゃったなあ、と思ったというお話でした。
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