東京ゲームショウの思い出。ビジネスデーで開発者がやっていることを紹介

ゲーム会社

今日、会社のメールアドレスに、東京ゲームショウ関連のメールが届いていました。2018年の東京ゲームショウは9月20日~9月23日の間に4日間開催されます。

 

私は大阪在住ということもあり、それほど東京ゲームショウに参加したことはありません。それでも何回かは参加したことがあります。

 

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今回は東京ゲームショウで、ゲーム業界の関係者がやっていることを、ちょこっとご紹介したいと思います。

 

東京ゲームショウとは?

まずは東京ゲームショウについてあまり詳しくない方に、簡単に東京ゲームショウについて説明します。

 

東京ゲームショウ(とうきょうゲームショウ、TOKYO GAME SHOW)とは、コンピュータエンターテインメント協会(CESA)の主催によって開催される、コンピュータゲームを始めとするコンピューターエンタテイメントの総合展示会である。略称としてTGSと表記される事があり、本項もそれに倣う。 E3、Gamescomと並ぶ世界三大ゲームショウでもある

(出典 Wikipedia)

 

ごめんなさい。説明します、といいながら、Wikipedia先生の力を借りてしまいました(^^;

 

要は世界三大ゲームショウにも数えられるくらいの大規模な、ゲーム関連の総合展示会です。

 

東京ゲームショウのビジネスデーの様子

一応、業界関係者なので東京ゲームショウにはビジネスデーで参加します。一般デーでは参加したことがありません。ビジネスデーでは、テレビで報道されるような混雑もありませんし、業界の有名人も普通に通路を歩いていたりします。

 

私が実際に通路を歩いているのを見たことがあるのは、

  • 鈴木裕氏
  • 小島秀夫氏
  • 日野晃博氏

くらいでしょうか。

 

最近のゲームショウではコスプレがOKなようで、一般デーだとコスプレをしている人も多数来場されているようです。残念ながらビジネスデーでコスプレしている人は見かけたことはありません。

 

試遊台もありますが、待ち時間はゼロか、あっても20分から30分くらいです。たっぷりと最新ゲームの試遊をする・・・ことはあまりありません。もちろん空いた時間に試遊したり、ミドルウェアなどの開発関係のブースを回ったり、知り合いの会社に挨拶したりもするのですが、ゲーム開発者が東京ゲームショウに参加する最大の目的は、最新のゲームや技術のチェックではないからです。

 

ゲーム開発者が東京ゲームショウに参加する目的は?

東京ゲームショウで開発者がやっているのは、ビジネスマッチングです。

 

 

展示ホールとは別に、国際会議場があり、ここでビジネスマッチングが行われます。東京ゲームショウに参加登録すると、専用のサイトにアクセスができるようになります。

 

そのサイトで、

  • プロフィールの登録
  • プロフィールの検索
  • アポの申込み

などが可能になるのです。

 

ときには偶然に出合って商談も

上記したアポイントができるシステムを使って、中小のゲーム開発会社は、ゲームメーカーや大手の開発会社にメッセージを送ってアポを申し込みます。上手くアポが取れて商談に進むこともあれば、無視されてそれっきり、ということもよくあります。

 

ビジネスマッチングの行われる国際会議場は、フリースペースも用意されているので、会場で偶然出合った関係者と商談が始まることもあったりします。

 

あー、どもども。お互い大阪なのに、ここで会うのも不思議な感じがしますね。最近どうですか?

 

 
 

久しぶりですねー。最近、開発がストップした案件があって、モデルのラインがちょっと空き気味なんですよ

 

 
 

お、そうなんですね。ちょうど良かった。実はモデルで人が足りてないラインがあってですね・・・

 

 
 

あ、じゃあ、ぜひぜひ、ウチに依頼してくださいよ。ちょっとミーティングエリアに行きましょうか

 

 

という感じで、仕事の話が始まったこともありました。

 

海外の開発会社との私の失敗話

もうひとつはゲーム開発会社同士ではなく、海外から参加されている企業とのマッチングです。東京ゲームショウには、日本のゲーム開発の仕事を受託すべく、海外から多くの企業が参加されています。

 

ビジネスマッチングに登録すると、あまり知られていない国からのアポイントメールをたくさんいただきます。海外の会社から見れば日本のゲーム開発への参加が目的で、日本の開発会社からみれば、オフショア先の確保が目的です。

 

私が実際にオファーをもらったのはメキシコのゲーム会社でした。

 

メキシコにゲーム開発を依頼している会社って聞いたことがないぞ。もし安く依頼できるのであれば、中抜きで儲けられるかも!?

 

 

はい。悪代官の発想ですね(^^;

 

たとえば、日本で2,000万円くらいで受けたプロジェクトを、海外に400万円くらいで出して、差額の1600万円をいただくことを「中抜き」といいます。自社では作業せずにクライアントにデータ納品することができれば、開発会社にとっては非常に美味しい話です。

 

私は頭が悪代官モードになりつつも、メキシコのゲーム会社との商談の日に備えて英語を猛勉強し、いくつか想定問答集をも作成して打ち合わせに臨みました。

 

そして打ち合わせの当日。

 

メキシコのゲーム開発会社の担当者と握手したあと、打ち合わせが始まりました。ところが、相手の話していることが全く分からないのです。英語が理解できない、というレベルではありません。言語そのものが分からないのです。

 

違和感も抱えつつも、言葉が分からないと話にならないので、当日、参加されていた産業省の方に通訳を頼んで、ようやく謎が溶けました。

 

メキシコは・・・スペイン語圏でした(爆)

私の必死の英語の勉強と、想定問答集が全て無駄になりましたw

 

まとめ ー 東京ゲームショウの裏話でした

東京ゲームショウというと、新作ゲームの紹介やコンパニオン、最新技術の紹介など、様々なイベントが開催されます。

 

その裏側で、開発者は業界人どうしで仕事の打ち合わせや、オフショア先を探すために海外の会社との商談をしているというお話でした。

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