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私的ゲーム業界の用語辞典。ゲーム開発者が使う用語をご紹介

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自分の知らない業界の用語ってけっこうおもしろかったりしますよね。私はゲーム業界に長くいるので、今回は私の知っているゲーム業界の用語を紹介してみます。

 

もちろん、これがゲーム業界全体の全体の業界用語だ!、という訳ではなく、あくまでも私の身の回りだけとか、所属していた会社だけで使われていた可能性もありますので、その点だけご留意いただければと思います。

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アサイン

スタッフをプロジェクトに割り当てること。

【使用例】

 

アルファ期間はデザイナーを4名アサインすれば、何とか回るんちゃう?

 

 

アタリ

アタリ判定。もしくはアタリ判定に用いるモデルデータのこと。

【使用例】

 

アタリモデルは別でまとめて出力しといて

 

 

 

画面出し

作成したデータを実機で表示させること。実機確認とも。ゲームエンジンの発達により、最近は簡単に画面に表示できるようになってきたので、使用頻度は減ってきている。

【使用例】

 

ツールで確認するのではなく、画面出しで確認せな。色味が分からへんやろ

 

 

 

キャラ詰め

重複しているデータや差分などを調整して、画像データにまとめること。データ削減のために必要。

ゲーム開発の現場で行われているデータ削減について解説

【使用例】

 

キャラ詰めの画像サイズは2のべき乗で

 

 

 

工数計算

作業にかかる時間を計算すること。もしくは計算して出した数値。主に開発会社がゲームメーカーに見積もりを出すときの根拠として使用される。

【使用例】

 

工数計算するとこれだけかかるので、もっとご予算くださいよー

 

 

 

デベロッパー

開発会社のこと。対義語はパブリッシャー。

【使用例】

 

あそこは中に開発を持っていないから、どこかデベロッパーに仕事を出してるやろ

 

 

 

デバステ

開発用のプレイステーションのこと。デバッキングステーションの略。

【使用例】

 

デバステが調子悪くて、画面に出ないんですけど

 

 

 

取説対応

コンシューマーのタイトルで、ユーザーへの説明をゲーム内に盛り込めず、取扱説明書に記載すること。UIデザイナーにとっては敗北を意味する。スマホゲームでは死語。

【使用例】

 

画面に表示するスペースがもうないわ。しゃーない。取説対応で行くか

 

 

 

パブリッシャー

ゲームメーカーのこと。対義語はデベロッパー。

【使用例】

 

あのパブリッシャーはようけデベロッパーを抱えとるやろ。そこに開発を出してるんとちゃう?

 

 

 

パレチェン

カラーパレットを変更してキャラクターの色を変えること。パレットチェンジ。色違いのモンスターを量産してきたテクニックのひとつ。死語になりつつある。

【使用例】

 

パレチェンで色違いのキャラを作っといてー

 

 

 

版元チェック

原作のあるゲームの場合、版権を持つ企業(出版社や原作者。もしくは◯◯委員会のときもある)が原作のイメージと外れていないかチェックすること。キャラゲーでは避けて通れない工程でもある。

【使用例】

 

版元チェックの時間を考えたら、もっと早くデータアップせやんと間に合わんやろ

 

 

 

ヒットストップ

対戦格闘ゲームなどで、キャラクターが攻撃を当てたときに一瞬動作が止まること。攻撃を当てたという手応えをユーザーに伝えるために入れることが多い。

【使用例】

 

ヒットストップのタイミング、もうちょっと後でもええんとちゃう?

 

 

 

プロト

プロトタイプ。スマホのゲーム開発においては、本制作に入るかどうかをパブリッシャーが判断するために、ゲームの中心となる部分だけが動作するように製作したもの。

【使用例】

 

対戦格闘ゲームやから、対戦シーンだけをプロトとして作成して、パブリッシャーに提案しよか

 

 

 

ビルボード

常にカメラの方向を向くように作成された2D画像のこと。もしくはその仕組。ポリゴンに画像を張って、それが常にカメラを向くので、あたかも3Dであるかのように見える。

【使用例】

 

これは3Dのように見えるけど、ビルボードで作ってるやろ

 

 

 

ベイク

ライティングなどをテクスチャに直接描き込むこと。もしくは3DCGソフトウェアで作成した物理アニメーションをファンクションカーブに落とし込むこと。どちらかといえばCG用語。

【使用例】

 

モーションを骨にベイクさせとかんと、実機で出えへんで

 

 

 

リクープ

ソーシャルゲームにおける開発資金の回収。もしくは回収する時期。

【使用例】

 

事前登録が2千人!? こんなん絶対リクープ無理やん

 

 

 

レベルデザイン

ステージの構成や敵の配置など、ゲームの難易度やおもしろさを調整すること。主にプランナーが担当する。

【使用例】

 

レベルデザインができるプランナーが足りてないんやけど、御社で空いてたりします?

 

 

 

Aバグ(Sバグ)

バグのランク。バグチェック時に用いられる。会社によって違うがA、B、CやS、A、B、C、Dなどにランク付けされているのが一般的。最上位のAバグはストップバグなどのゲーム進行ができなくなるバグが分類されることが多い。アップ直前にAバグが発見されたりすると、プログラマーさんが死ぬことになる。

【使用例】

 

わーーー!この時期にAバグでた!!

 

 

 

 

DLC

ダウンロードコンテンツの略。最近のコンシューマー開発には必ず付属している作業でもある。

【使用例】

 

このキャラクターの別衣装はDLCで出すんですよね?

 

 

 

IP

IT業界ではインターネットプロトコルの略だが、ゲーム業界では版権を意味することが多い。ゲームの原作などのこと。

【使用例】

 

このIPでゲーム作っても絶対売れへんて

 

 

 

KPI

キーパフォーマンスインジケーターの略。ソーシャルゲームの運営の基準となる。

【使用例】

 

KPIはどれもまだ上がってるから、イベントにもうちょっと力を入れて行こうぜ

 

 

 

ROM焼き

ゲームデータをとりまとめて、ROMライターでROMに焼くこと。コンシューマーゲームがROMカセットで提供されていた時代の言葉。今でも古い人は開発データをまとめるときに「焼く」という言葉を使用したりする。

【使用例】

 

この辺でいったんROMに焼いて、クライアントに出してみよ

 

 

 

まとめ ー 自分の知らない業界の用語はおもしろい

香盤表」という言葉をご存知でしょうか。「香盤表」とは映像業界の業界用語のひとつで、出演者や出演のタイミングなどが書かれたスケジュール表のことだそうです。

 

実は今日、映像業界出身のスタッフと話していて「香盤表」のことを詳しく教えてもらいました。ゲーム業界ではほとんど使わない言葉なので、非常に興味深く感じました。

 

ゲーム業界の用語がおもしろいと感じてもらえるかどうかは分かりませんが、検索しても出てこない用語もけっこうあるので、何かの参考に(なるのか(^^;)にしていただければ幸いです。