こむら返りとはふくらはぎ部分の筋肉が痙攣(けいれん)して激痛をともなう現象です。「足がつる」のと同じ意味ですね。
実は私は長年こむら返りに悩まされています。水泳部だったこともあり、足がつることには慣れているのですが、そのため習慣化しちゃったのか、冬になると必ずといっていいほど、こむら返りになってしまいます。
夜中や明け方に足がつって、痛みで目が覚めたことが何度もあります。今年は比較的少なかったのですが、昨日、久しぶりに右足にこむら返りが発生し、痛みで夜中に目が覚めてしまいました。
こむら返りの発生する原因は?
こむら返りの原因は筋肉が過剰に収縮することで発生します。
原因は様々で、
- 筋肉疲労
- ミネラル分の不足
- ホルモンバランスの崩れ
- 冷え
- 水分不足
などが主な原因といわれています。
ランニングなどの運動中に発生するのは主に筋肉疲労から、水泳中に多いのも筋肉疲労と冷えが原因ですね。他に妊娠中の女性もホルモンバランスの影響でこむら返りが発生することが多いようです。
そして、睡眠中に発生するのは、
- 寝ている間の発汗で水分やミネラルが失われる
- 朝晩の冷え
- 睡眠中で運動量が減り血行が悪くなる
ことが影響しているようです。
私の場合も寝ている最中に発生することがほとんどです。
こむら返りが発生したときの対処方法
こむら返りの原因はふくらはぎの筋肉が痙攣していることが原因です。筋肉が以上に収縮している状態なので、ふくらはぎの部分を伸ばしてあげる必要があります。
実はこれは分かっていてもなかなか痛みでできなかったりします。私の場合もとにかく痛くて何も動けずに、とにかく痛みが去るまでじっとしていることもよくあります。
そもそも身体が固い人だとつま先まで手が届かないこともありますよね。私もその一人です(^^;
その場合は対処方法は二つです。
- タオルのようなものをつま先に引っ掛けて引っ張る
- 足の裏を壁に押し付ける
タオルがあればつま先に引っ掛けて引っ張るのが確実なのですが、寝ているときに発生した場合や、突発的に発生するものなので、タオルが身の回りにないことの方が多いでしょう。
そんなときは足の裏で壁を押しましょう。それだけでふくらはぎ部分が引っ張られて痛みが和らぐことがよくあります。壁ならすぐ近くにあるでしょうし、最も簡単な対処方法です。
こむら返りはふくらはぎが痙攣している状態なので、どん!、と壁を蹴るのではなく、足の裏で壁を押す感じで進めるといいでしょう。
こむら返りの予防法は?
こむら返りを予防する方法はいくつかあります。
- 水分補給
- ミネラル補給
- 軽い運動やストレッチ
- 寝る前の入浴
- レッグウォーマーなどの冷え対策
寝ている間に発汗して水分が失われて、朝方にこむら返りが発生するというケースが多いので、寝る前にコップ一杯の水を飲むだけでも効果があります。ミネラルが補給できるミネラルウォーターだとさらに良いでしょう。
寝る前にストレッチや軽い運動をして身体をほぐしておくのも効果的です。片足を階段にかけて身体を前に軽く倒してふくらはぎを伸ばすポーズや、足を前後に開いてアキレス腱からふくらはぎを意識して伸ばすストレッチをしましょう。
褒められたことではないのですが、冬だとこたつで寝るのも効果があります。温まっているとこむら返りは発生する可能性は低くなります。ただこたつで寝る場合は温度調整をちゃんとしないと、汗を余計にかいてしまうので注意が必要です。
まとめ ー こむら返りを退治して安眠を確保しよう
水泳をやっていた頃からずっと悩まされてきたこむら返りですが、発生したときの対処方法と予防法を心がけるようになって、発生回数はかなり減りました。
以前は冬になると毎日のようにこむら返りに悩まされていたのですが、この冬は昨日に発生したのが初めてでした。油断していたので何もできずにただ痛みに耐えていましたがw
私のようにたまに発生するくらいなら大丈夫なのですが、慢性的に発生する場合は糖尿病や他の疾患が影響している可能性もあるので、医師に相談されることをお薦めします。
ちなみに関西では「こむら返り」のことをなぜか「コブラ返り」と呼びます。ふくらはぎの部分がコブラの鎌首の形をしているから、と水泳部の先輩に教えてもらった経験があるのですが・・・俗説かな?
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