私は中小企業に勤務しているので、様々な役目を担当しています。
- 採用担当
- クライアント窓口
- CGデザイナー
- 営業
- プロジェクト管理
- 起動しないPCをメーカーに問い合わせて文句を言い並べて、新しいPCを調達しちゃう担当
直近で会社であった事件も入っていますが(^^;、気にしないでいただければと思います。
さて、採用担当をしていると、仕事の手を何度も止められるのが求人サイトからの営業電話です。テレアポですね。弊社は営業電話であっても丁寧に対応するという方針なので、営業だと分かっていてもきちんと対応します。
でも、一日に4件も5件も営業の電話を受けていると、ちょっとこの営業スタイルはもう古いのでは?、と感じるようになってきました。
求人サイトへの掲載は媒体が紙からネットに移動しただけ
営業の電話で一番多いのが「求人サイトに広告を出さないか」というものです。私が勤務する会社は、求人に予算をかけられない中小企業なので、毎回丁寧に断ることになります。
ちなみに私の会社はテレアポをすることはありません。まあ、ゲームの受託開発の会社で、テレアポをするところはほとんどないでしょう。私自身もテレアポをしたことはありません。
業種が違うといってしまえば、そうなのかもしれませんが、求人サイトの営業は今もテレアポが主力のようです。ダイレクトメールや飛び込み営業もあるようですが、一番多いのはテレアポだと感じています。
そしてこの営業手法って、媒体がWebサイトではなく、紙の求人誌だった頃とまったく変わっていません。テレアポを行い、訪問して媒体に掲載を進め、掲載料で利益を得る、というビジネスモデルは、紙がネットに変わっただけで何も変わっていないのです。
旅行情報を検索するトリバゴ
トリバゴという旅行サイトがあります。トリバゴは旅行サイトといいつつも、自社で旅行情報を運営している訳ではありません。正確には旅行の情報を検索エンジンを使って集めて表示しているだけです。
専門のサイトを検索する機能なので、メタ検索エンジンもしくはメタサーチエンジンと呼ばれています。メタとは「上位」や「高次」という意味なので、個々の旅行情報サイトでは比較できない情報を、比較できるのがトリバゴの強みというところでしょうか。
きちんとリサーチしたわけではないのですが、トリバゴがテレアポをすることはないでしょう。トリバゴ自体がメタ検索エンジンで成り立っているのであれば、
ウチの旅行情報サイトに貴社のプランを載せてください
という電話をする必要はないはずです。旅行情報は自動でエンジンが集めてくる仕組みなので。トリバゴは大量にテレビCMを流していますが、それは利用者促進のためでしょう。ひょっとするとトリバゴの検索結果で上位表示された場合の有料枠を販売していたりするのかもしれませんが。
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テレアポはもう古いのでは?
私は営業職ではないのですが、テレアポはもう古いのではないでしょうか。電話に出ない、と言い切ってしまう堀江貴文氏ほど、私は達観できていないのですが、それでも相手の時間を止めてしまう電話での営業には疑問を感じています。
トリバゴのようなメタ検索エンジンでもいいでしょうし、今流行りのコンテンツマーケティングでも良いでしょう。片っ端から電話してアポを取るようなテレアポのような旧態然とした方法ではなく、他の営業のスタイルを考えてもいいのではないでしょうか。
テレアポの確率は初心者で0.5%から1%、上級者でも3%から5%だそうです。テレアポをする人も受けるひとも、壮大な工数を無駄にしているような気がするのは、私だけでしょうか。
媒体が紙からサイトに変わっても、営業はテレアポ、というのは正しい方法なのでしょうか。
まとめ ー テレアポはもう廃止にしない?
まとめといっても特に名案があるわけではないのですが、私がもし求人サイトの営業担当だったら、テレアポ以外の別の方法を考えます。もうテレアポは古いと思いますので。
インバウンドマーケティング、という言葉はあまり浸透していないかもしれません。でも、人間はものを買うのは好きだが買わされるのは嫌い、というのは誰でも直感的に分かると思います。
大量にテレアポスタッフを雇って電話するよりも、人に役立つコンテンツを作成して見込み客を誘導したほうが、
- 作成したコンテンツが役に立つ
- コンテンツが何度でも人を呼び込む
- 企業イメージが上がる
ことになり、企業にとって大いにプラスになるのではないでしょうか。
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