今日はゲーム業界を衝撃的なニュースが走りました。株式会社プロペの社長である中裕司氏が株式会社スクウェア・エニックスに移籍されたのです。
中氏といえばセガ時代はソニックチームの代表であり、セガの役員も務められていた方です。そして、セガが出資した株式会社プロペの代表取締役社長でもあります。
今回はゼルダや任天堂の提訴なども含めて、最近のゲーム業界のニュースをまとめてみます。
(出典 ゼルダの伝説 BREATH OF THE WILD)
中裕司がスクウェア・エニックスに移籍
ゲームクリエイター中裕司氏がスクウェア・エニックスに入社 – ファミ通.com
勤務時間中にファミ通のサイトを読んでいたら(仕事しろ)、中裕司氏がスクウェア・エニックスに移籍した、というニュースが掲載されていました。
・・・???
読んでいて頭の中ではてなマークが乱舞していました。中氏といえばセガを代表するようなゲームクリエイターです。私が好きな作品であるナイツ NiGHTS into Dreams…というゲームの開発者でもあります。
中氏はセガが出資して設立した株式会社プロペの現役の社長です。なのにスクエニに入社、というのがどうしても理解できません。
ニュースを読んだ直後は「プロペが倒産したのか!?」と焦ったのですが、サイトを見るとそういうことでもなさそうです。
ゲーム業界に居る人間としては、実はこれはこうこうこういう事情なんだよ、と気持ち的には解説してみたいのですが、孫請けの開発会社に勤務している一デザイナーがそんな事情を知っている訳もありません。
しばらくは頭の中ではてなマークを抱えつつ、続報を待つしかないようです。
ちなみに中裕司氏は大阪出身なのですが、もう大阪に帰ってくることはないのでしょうね・・・。
任天堂がコロプラを提訴
特許権侵害めぐりコロプラを提訴した任天堂 高額訴訟の結末は – ライブドアニュース
リンクは最後発の記事であるライブドアニュースにしました。このニュースでは特許の行方について記載しています。コロプラが任天堂に対するカウンター特許を持っているかどうかが焦点ですね。
少し話が前後しますが、今回の件の概要をあらためて記載します。
コロプラの「白猫プロジェクト」が任天堂が保有する特許権を侵害しているとして、提供の差し止めと44億円の損害賠償を求める訴訟を起こされた。コロプラではその事実は一切ないとして争う姿勢だ。
ゲーム業界で法務部が強い会社というと、任天堂とコナミです(あ、これは私の個人的な見解なので、事実とは異なっている可能性があります)。
明確な物差しがあるわけではないのですが、任天堂やコナミなどの古いゲームメーカーは、海賊版が横行した時代を経験しています。その対応のために法務を強化してきたという歴史があるのです。
今回の件に関しては、提訴の対象といわれている「ぷにコン」よりも、任天堂とコロプラが一年以上にも渡って交渉してきたのに、なぜこの段階になって発表したのかが気になります。
コロプラの決算対策、というのは穿ち過ぎた見方でしょうか。
ちなみにこういう訴訟は、最終的には和解で落ち着くので「白猫プロジェクト」の配信が止まることはまずないでしょう。
ゼルダの伝説が海外の最優秀ゲーム賞を総なめ
最後は明るいニュースで。
昨年末のニュースになりますが、ゼルダの伝説 BREATH OF THE WILDが海外のゲーム・オブ・ザ・イヤーを受賞しました。
『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』のGOTYを含む3冠ほか、驚きの最新作も続々発表されたThe Game Awards 2017リポート(1/2) – ファミ通.com
年間最優秀作品であるゲーム・オブ・ザ・イヤー以外にも2部門で受賞し、3つのタイトルを獲得しています。
- Game of the year
- Best Game Direction
- Best Action/Adventure Game
これだけではありません。
年間最優秀作品、いわゆるゲーム・オブ・ザ・イヤーは世界各国で開催されているものを集計すると40前後あるのですが、そのうちの30でゼルダが受賞しているのです。
(注 リンク先は英語サイトです)
日本はゲーム大国といわれて久しいのですが、ここ数年は海外のゲーム・オブ・ザ・イヤーで日本の作品が選ばれることはほとんどありませんでした。
それだけに心から喜べるニュースです。
まとめ ー 良いゲームが評価されるのが一番嬉しい
有名クリエイターの移籍や、特許に絡んだ提訴などのニュースもありますが、やっぱり良いゲームが評価されたというニュースが一番嬉しいですね。
私自身でいうとSwitchは持っているのですが、子どものスプラトゥーン専用マシンと化していて、まだゼルダを購入していません(^^;
これを機会に是非とも購入してプレイしてみることにします。
コメント