DEATH NOTE、再び。ライトが生き残るにはどうすればよかったのか。

マンガ レビュー

DEATH NOTEに関する記事を書くのは2回目です。前回は解決していない謎について考察してみました。

 

 

考えてみれば、DEATH NOTEほど綺麗に終わったマンガはないかもしれません。

 

少年誌は人気があると連載を引っ張って、終わるべきところで物語が終わらないことが多々あります。ドラゴンボールや北斗の拳などがいい例ですね。

 

 

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(出典 DEATH NOTE)

DEATH NOTEは、キラであり主人公でもある夜神月(以下、ライトと表記します)が死ぬことで、物語が終わることが決められていた感じがします。主人公であっても大量殺人犯なので、少年誌だとそれが真っ当な終わり方だったのでしょう。

 

でも、ここではあえて、ライトがどうすれば生き残れたのかを考えてみます。

 

YB倉庫での対決のトリック

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(出典 DEATH NOTE)

YB倉庫での対決で、重要な要因になっているのはDEATH NOTEのすり替えのトリックです。

 

ライトはノートがすり替えられる可能性を考え、それに備えていました。ニセモノのノートを魅上に用意させ、それをニア側にすり替えさせるように仕組んだのです。

ライトが敗れたのは魅上照が予想外の行動をし、ニア側にノートがニセモノであることを悟られたからです。

でも、ニアがノートをすり替えにくることまで予想していたのであれば、話は簡単です。

 

本物のノートの切れ端を魅上に用意させればよかったのです。

 

何もノートがニセモノか本物かにこだわる必要はなかったのです。ニアはDEATH NOTEの切れ端でも人を殺せることを把握していませんでした。

ノートの切れ端さえ用意していれば、すり替え策よりも簡単にニア達を殺せたのです。

 

名前が分かっていたメロを処分できなかったのか?

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(出典 DEATH NOTE)

物語の後半で、ライトの父親で日本の捜査本部のトップである夜神総一郎が死神の眼の取引をします。その後、夜神総一郎達がメロの隠れ家を襲撃するのですが、その時に総一郎はメロの名前を読み上げます。

 

通信越しにライトもその名前を聞いていました。つまりライトはメロの本名を把握していたのです。

 

DEATH NOTEで人を殺すためには、本名と顔を知っている必要があります。

問題はライトがメロの顔を知っていたかどうかですが、ライトはワイミーズハウスからメロの似顔絵を入手しています。DEATH NOTEでの人の殺し方は本人の顔を思い浮かべながら本名を書くことなので、似顔絵でもメロを殺せたのではないでしょうか。

 

メロがニアに「13日間、人の名前を書かないと死ぬ」というウソのルールをメロに伝えたせいで、ライトの立場は一気に危うくなりました。それを考えれば、試してみる価値はあったと思います。

 

ニア以外を全て処分する状況を作り出せた

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(出典 DEATH NOTE)

話をもう一度、最終対決の場所であるYB倉庫に戻します。

倉庫に集まったのはSPKのメンバー4人と日本の捜査本部の5人、そして魅上でした。

 

ライトは腹心として生かしておく予定だった魅上はともかく、他のメンバーは全て処分することを考えていました。

日本の捜査本部のメンバーは当たり前ですが、全員顔も本名もライトは把握しています。相手側のSPKのメンバーで、入手困難なのはニアだけでした。

 

SPKはアメリカ合衆国がCIA、FBIの精鋭たちを集めて創設した機関です。大統領や副大統領と直接連絡が取れたライトであれば、ニアはともかくそれ以外のメンバーの顔と名前は割り出せたのではないでしょうか。

 

あとは対決の日時に死亡するようにDEATH NOTEに書き込んでおけば、ニア以外のメンバーは全員死亡、という状況を作り出せた筈です。残ったのがライト、ニア、魅上の3人なら・・・違った展開になったでしょう。

 

まとめ ー ライトが生き残る未来も見てみたい

物語の結末が変わることはありません。

DEATH NOTEはあれが一番いいエンディングだったのかもしれません。大量殺人犯であるライトが生き残るのは間違った結末のような気もします。

 

それでも違うエンディングをちょっと見てみたいと考えているのは私だけでしょうか。

 

 

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