まだ東京で消耗してるの? イケダヤハトさんのビジネスは成功しているのかが気になる

書評・読書

ブログを書いているなら一度は読んでみるべきかと思い、読んでみました。

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著名ブロガーであるイケダハヤトさんの著書です。説明する必要もないくらい有名な方ですね。

 

まだ東京で消耗しているの? 概要

一言で説明すると、移住礼賛本、というところでしょうか。イケダハヤトさんご自身は東京から高知市内、そして本山町の限界集落へと二段階で移住されたようです。

 

  • 第一部 東京はもう終わってる
  • 第二部 田舎のほうが圧倒的に稼ぎやすい
  • 第三部 限界集落に移住して、こんなに幸せになりました
  • 第四部 「ないものだらけ」だからこそ地方はチャンス
  • 第五部 移住で失敗しないための5つのステップと知っておくべき制度

 

5部仕立てになっていて、これにプロローグと移住に関するQ&Aが付くという構成です。

東京の否定から始まり、地方の良さ、稼ぎ方、移住の仕方などが記載されています。

 

憧れるのは食材の良さ

読んでいて、これはそうだろうな、と賛同できたのは地方の食材の良さですね。

知人に誘われて釣りにいったことがあるのですが、そのときに釣ったキスをその場で天ぷらにして食べたことがあります。

 

おどろくほどの美味さでした。

 

新鮮な魚ってこんなに美味しいんだ、と感動しました。違う食材ではないのか、本当にこれは同じ種類の魚なのか、と誘ってくれた知人に確認したくらいです。それくらい口に入れたときの食感と旨味が違います。

 

魚の身を食べたときの食感がホクホクしているのです。魚の食感を表現するのに、ホクホク、というのはあまり適切ではないかもしれません。でも、釣りたてのキスを天ぷらにして食べると、本当に身がホクホクしていて、これは徹夜しても釣りたくなるなあ、というほどの美味さでした。

(このときは朝マズメを狙ったので、移動時間を含めるとほぼ徹夜でした)

 

仕事の構想をたくさん書いておられますが・・・

本書にはイケダハヤトさんが構想されているビジネスも記載されています。

  • 物販「イケハヤ商店」
  • どぶろくドットコム
  • ブログ書生
  • うつ病村
  • 空き家リノベーションと民泊
  • キャンプ場経営
  • タイニーハウス
  • イケハヤ温泉
  • バイオトイレと有機ワイン
  • イケハヤ太陽光パネル
  • 自伐型林業
  • こおろぎパンの販売
  • 土地を使った自己表現

 

すごい数ですね。

 

地方への移住というと、やはり一番心配なのが、地方で仕事はあるのかということだと思います。雇われるという考え方ではなく、ビジネスを起こすという考え方のほうが地方には合っているのかもしれません。

 

土地代や人権費は都市とは比べ物にならないでしょうし、今はネットが通じていないところのほうがめずらしいでしょうしね。必要な資材もインターネットで頼めば、翌日にはアマゾンが届けてくれる時代です。

 

ただ、この本が発売されたのは奥付を確認すると2016年1月30日。

発売されてからは1年半以上経過しています。

 

当然、いくつかのビジネスは完成している、とまではいかなくても、動き出しているのかと考えて、イケダハヤトさんのブログを見てみたのですが、実現しているものは一つもないようです・・・

 

まだ労働で消耗してるの?

 

タイトルも書籍とは変わってしまっています。書籍には既に始めていると書かれている物販も見当たらないので、中止されたのでしょうか。

どぶろくドットコムで年商1億円、と本にあるので、「どぶろくドットコム」で検索してみたのですが、検索にも引っかからず・・・

 

ブログの記事も仮想通貨が多くなっているので、今は書籍に書かれたビジネスよりも、仮想通貨に力を入れておられるようです。

 

デザイナーとアーティストの違い

イケダハヤトさんはクリエイターは田舎に住むと良いと書かれています。これは正解だと思います。作業場所の確保や静かな環境で制作に打ち込むことができるでしょうから。成果物の販売も、今ならネットを活用できるでしょう。

 

ただ、私の職種でもあるデザイナーは難しいですね。デザイナーが手がけているのは商業デザインです。デザイナーとアーティストは違います。デザイナーはクライアントありきです。

 

クライアントに、田舎に移住したので打ち合わせに来てください、と言ったら、あ、じゃあ別のデザイナーに頼むので、と言い返されるのがオチでしょう。

 

長くお付き合いしているクライアントと、リモートワーク的な契約を結んで仕事をするのであれば可能かもしれませんが。

 

ブロガーなら地方への移住はありかも

デザイナーではなくブロガーであれば、地方への移住は良いかもしれません。

 

まず生活していくのに必要なお金が少なくてすみます。庭付き畑付き一戸建てが3、4万で借りれる地方は魅力的ですね。限界集落に行けば、5LDKが年間1万円!、という物件もあるようです。

 

物価も安いでしょうから、食費も家族3人でも2万円くらいで済むでしょう。一人暮らしの方なら、もっと少ないかもしれません。

 

生活に必要なお金が少額で済み、通勤にかかる時間もなければ、空いた時間をブログを含むネットビジネスに充てることができます。そういう意味でネット専業の方であれば、地方に済むことでレバレッジをかけられるというのは本当なのでしょうね。

 

まとめ ー まずは読んでからにしようよ。

ホリエモンこと堀江貴文さんが携帯にAndroidを使用している理由をご存知でしょうか。本当はiPhoneが好きらしいのですが、ある理由のためにAndroidを使用しているそうです。

 

「批判したいのでまずは使ってから。使ってもないのに批判することはできない」

 

これはその通りだと思います。

 

映画、小説、音楽など何でもそうだと思いますが、レビューとか批評や批判をする前に、まずは実際にそれを経験してみることは重要ですよね。

 

イケダハヤトさんを批判されている方はたくさんおられますが、その方たちはイケダハヤトさんの本を買って読んだことはあるのでしょうか。私自身は購入しましたが、お金を払うのが嫌なら、図書館でも古本でも良いと思います。

 

批評するにせよ批判するにせよ、読んでから書くのが最低限のマナーではないでしょうか。

 

私自身は移住に関しては・・・会社をクビになったら考えます^^;

 

おまけ ー イケダハヤトさんの昨年度の年商は4,000万円

書籍に書いたビジネスは全て成功していない?ようですが、収入は好調なようです。

  • 年商4000万
  • 会社を設立
  • 2,500万円で8,000平米の土地を購入

すごいですねー。色々といわれていますが、成功しているブロガーであるのは間違いありません。今でも日に4-5記事を投稿されています。

 

トップページにカテゴリーや最新記事などが紹介されていないので、他のブロガーさんとはまた変わったスタイルのブロガーさんですね。

 

個人的に読んでいておもしろいのは開墾日誌です。

www.ikedahayato.com

 

開墾、という言葉にワクワクするのは私だけでしょうか(^-^)

私は「新白河原人」というマンガが好きなのですが、それに通ずる楽しさがあります。

 

私も開墾をしてみたいなー。

ブログからの収入が100万円を超えたら、移住して開墾に挑戦してみることにします!

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