マンガ レビュー

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センゴク権兵衛10 長宗我部家の運命を変えた一人の武将の戦死

戸次川(へつぎがわ)の戦いがマンガ化されたのはおそらく初めてでしょう。豊臣秀吉による九州征伐の前哨戦で、島津vs四国連合軍ともいうべき戦いでした。 この戦いでは一人の武将が戦死しています。長宗我部元親の長男で将来を期待されていた長宗我部信親です。この信親の死が、その後の長宗我部家の運命を左右したといってもいいでしょう。 センゴク10巻では戸次川の戦いに決着がつきます。 表紙は島津家久かな。島津四兄弟の一番下の弟で、戦術では一番優れていたといわれている武将ですね。 センゴク権兵衛(10) (ヤンマガKCスペシャル) posted with ヨメレバ 宮下 英樹 講談社 2018-03-06 Am…
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食糧人類 1巻 読む人を選ぶマンガ。生理的にダメな人は多いかも

なぜこのマンガを購入しようと思ったのか自分でも分かりません。書店で平積みになっていたので、タイトルと表紙に惹かれたのでしょう。食糧人類というタイトルだけで、想像できる人はできると思います。そして、そういうのが苦手な人は読むのを止めておきましょう。 上から垂れ下がったチューブから何かを飲んでいる人間と、それを食べようとしてるエイリアンが後ろにうっすらと描かれています。 表紙だけで、カンが鋭い人はストーリーがわかるのではないでしょうか。 食糧人類のあらすじ 巨大な蟲と二人の男性 蟲は何のために存在しているのか? まとめ ー 読む人を選ぶマンガ。生理的にダメな人は多いかも 食糧人類-Starving…
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ハンターハンターに登場した念獣「サイレントマジョリティ」の正体を探る

ハンターハンター35巻の後半に登場した「サイレントマジョリティ」の使用者が誰なのかが、どうしても気になります。 現時点で犯人を割り出すのは難しそうですが、消去法で使用者を複数名に絞ることはできそうです。 クラピカの講習会に集まったメンバーの中から、消去法で人物を消していって、どこまで絞ることができるのかを考察してみます。 サイレントマジョリティの簡単な説明 クラピカの講習会に集まったメンバーの中に暗殺者がいる 講習会に集まった人物で除外できるのは まとめ ー おもったより絞り込めなかった・・・ HUNTER×HUNTER 35 (ジャンプコミックス) posted with ヨメレバ 冨樫 義…
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ハンターハンター 35巻 王位継承戦開始。新大陸へ向かう船の中での頭脳戦

デスノートの考察をブログに書いたように、頭脳戦が展開されるマンガが大好きです。 週刊少年ジャンプでハンターハンターの連載が始まったのは、今から20年前の1998年です。もう20年前になるのですね。 休載を何度も挟みながらも、単純なバトルものではない面白さから、長きに渡って連載が続いています。 ハンターハンターのおもしろさの一つは頭脳戦にあります。純粋な頭脳戦というよりは、特殊な能力と特異な状況で頭脳戦を行うマンガです。 ・・・我ながら説明が下手ですね(^^;。特殊な能力と特異な状況といわれても、マンガをご存知ない方は想像できないかもしれません。ただ、そんな言葉しか思いつかないような状況設定で、…
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アルスラーン戦記7 田中芳樹の架空戦記をハガレンの荒川弘がマンガ化

アルスラーン戦記は銀河英雄伝説で有名な田中芳樹氏の著書を、鋼の錬金術師を描いた荒川弘氏がマンガ化した作品です。私の好きなお二人のコンビなので、発売されたらデフォルトで購入するマンガの一つです。 表紙の女の子はアルフリードという名前で、主人公であるアルスラーンの仲間の一人です。 少し余談になるのですが、荒川弘氏は女性作家ですね。実は私は鋼の錬金術師を読んでいる間はずっと男性だと思っていました。イラストのタッチを見ても力強いですし、何より男性っぽい名前なので。今でも男性作家だと思っている人は意外と多いんじゃないかな。 ハガレンもアルスラーン戦記も読んでますし、先日記事にした三国志の話など、三国志好…
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三国志魂(スピリッツ)上下巻 ハガレンと孔明のヨメの著者によるディープな三国志本

三国無双などのゲームはプレイしているけど、三国志はよくわからないという人にお薦めの一冊です。いや、二冊ですねw 三国志が好きな人は概ね二つに別れると思います。 横山光輝のマンガから入った人 コーエーのゲームから入った人 ちなみに私は後者です。 コーエーさんの初代三国志をプレイし、三国志の登場人物が知りたいと熱烈に思い、横山光輝のマンガを全て読みました。その後に吉川英治や宮城谷昌光の小説版(これは最近)、そして反三国志のような架空歴史小説も読んだかな。 三国志 全12巻+外伝 宮城谷昌光 梁冀の死が三国志の始まりなのか 三国志には正史と演義があるのですが、三国志魂は三国志演義について解説したマン…
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センゴク権兵衛9巻 仙石秀久が主役の漫画も最終章。戸次川の戦いに突入

「センゴク権右衛」は豊臣秀吉の家臣、仙石秀久を主人公にした物語です。人気があるようで第一部、第二部、第三部と連載が続き、現在は最終章である第四部に突入しています。 9巻の表紙は仙石秀久、ではなく、相手役の島津家久ですね。 右側が主人公の仙石権兵衛です。左側は・・・誰だったかな(^^; センゴク権兵衛の概要。第四部までリリースされている人気作品 仙石秀久という武将について 戸次川の戦いで部隊編成 まとめ ー 史実とは別の魅力があるセンゴク権兵衛 センゴク権兵衛(9) (ヤンマガKCスペシャル) posted with ヨメレバ 宮下 英樹 講談社 2018-01-05 Amazon Kindle…
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波よ聞いてくれ4 世にも珍しいラジオを舞台にしたマンガ

著者は無限の住人と同じ人、というとすぐに分かると思います。 沙村広明氏によるラジオ局を舞台にした現代劇です。 札幌のカレー店でウエイトレスをしていた鼓田ミナレが、ひょんなことからラジオの深夜番組のDJになり、ドタバタ劇を繰り広げます。 刀もアクションも血仙蟲も槇絵もでてきませんので、ご注意ください。 (ルックスが似ている女性はでてきますがw) 波よ聞いてくれ(4) (アフタヌーンKC) posted with ヨメレバ 沙村 広明 講談社 2017-09-22 Amazon Kindle 楽天ブックス 7net 鼓田ミナレのキャラクターがおもしろい 主人公の鼓田ミナレは元々はウエイトレスです。…
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ソウナンですか? 山賊ダイアリーの作者による女子高生サバイバル

女子高生のお色気シーンが満載のマンガなのですが、不思議とエロくはありません。テーマがサバイバルなので、お色気シーンは清涼剤的な扱いだからなのかもしれません。 ソウナンですか?のあらすじ紹介 学生達が乗った飛行機が海上で墜落し、4人の女子高生が漂流するシーンから物語が始まります。 冒頭のシーンが衝撃的ですね。 海上で水分を得るために、棒でトビウオを叩きおとします。叩き落としたトビウオを着ていたシャツで包み、上から棒ですりつぶし、それを雑巾のように絞って血液や体液などを水分として摂取します。 (出典 ソウナンですか?) それを半裸の女子高生がするのですから、つかみは十分、という感じでしょうか。 漫…
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DEATH NOTE、再び。ライトが生き残るにはどうすればよかったのか。

DEATH NOTEに関する記事を書くのは2回目です。前回は解決していない謎について考察してみました。 DEATH NOTE(デスノート)の解決していない3つの謎の考察 考えてみれば、DEATH NOTEほど綺麗に終わったマンガはないかもしれません。 少年誌は人気があると連載を引っ張って、終わるべきところで物語が終わらないことが多々あります。ドラゴンボールや北斗の拳などがいい例ですね。 (出典 DEATH NOTE) DEATH NOTEは、キラであり主人公でもある夜神月(以下、ライトと表記します)が死ぬことで、物語が終わることが決められていた感じがします。主人公であっても大量殺人犯なので、少…
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