ブロガーとして有名なイケダハヤト氏がユーチューブを始めたそうです。もちろんユーチューバーに転身という訳ではなく、引き続きブロガーとして活動しつつも動画をアップされるそうです。
ユーチューバーとしても活動を始めた、という言い方が適切でしょうか。
今日はブログとYouTubeのような動画サイトについて、つらつらっと思うことを書いてみます。
ブログが廃れる未来
ブログを書く理由は様々です。
- お金が欲しい
- 好きなことを書きたい
- 好きなことを書いて、ついでにお金が入って来て欲しい
私自身は上記でいうと3番目です。そして3番めの方が一番多いのではないかなーと勝手に憶測しています。
でも、ブログを読む人が居なくなれば、当然のことながらお金は入ってきません。
好きなことを書きたい、という人の目的は承認欲求でしょう。その承認欲求も、誰もブログを読まなければ、当然のことながら満たされることはありません。
自分ひとりのために何かを書きたいのであれば日記を書くでしょう。ブログという形式にするのは、誰かに読んで欲しいという承認欲求があるはずです。
冒頭に書いたように、トップブロガーの方がYouTubeを始めるのは、ブログが将来的に読まれなくなる可能性があるからではないでしょうか。
ブログを読む人が減ってしまえば、どんな理由があってブログを書いている人でも、ブログを書くモチベーションはなくなるでしょうね。
その先に待っているのは、ブログを読む人が減る→ブログを書く人が減る、という悪循環です。
動画の優位性
Mayaという3DCGソフトがあります。私が愛用しているソフトウェアのひとつで、このブログでもときどき記事をアップしたりしています。
今日、あるプロジェクトでMayaに関する技術的な問題が発生しました。解決方法がないか調べていたら、海外の方がそのものズバリの動画をアップしてくれていました。社内チャットでその動画のURLを流し、問題は解決できたのですが・・・
この動画、分かりやすくていいですねー。
そやね。そのものズバリの動画があって良かったわ
最近はどんなものでもたいてい動画が上がってますからね。何でも解決しちゃいますよ
そお?CG系のブログとか、開発元のサイトとかはあまり見ないの?
見ないですねー。最初から動画で探しますね。だって動画の方がはるかに分かりやすいじゃないですか。
・・・・・・。
よく考えたら、私もソフトウェア系の問題とかは、動画を探すことがほとんどでした。動画の方が分かりやすいので。
CG系のツールの場合、操作手順がテキストで書いてあるよりも、動画で操作画面を確認したほうが圧倒的に分かりやすいのです。
ブログの優位性
動画に対してブログの優位性はないのか、というと圧倒的な優位が一つあります。それは検索性です。
例えば、ソフトウェアの解説にしても、ブログの場合は、
- ネット全体から該当するブログを検索
- たどり着いたブログから該当箇所をキーワードで検索
ということが可能です。欲しい情報により簡単にアクセスできます。
ところが動画の場合は、
- ネット全体から該当する動画を検索
までは同じようにできますが、その動画のどこにより欲しい情報があるかは検索できません。もちろん動画そのものが回答になっているケースもありますが、たどり着いた動画の中を検索することはできないのです。
そのうち、Googleあたりが動画(の中身)検索みたいな機能をリリースしそうな気がしますが。
もしそんな機能がリリースされたら好みのAV女優さんの好きなシチュエーションをソフトウェアの操作動画なども簡単に検索できるようになりますね。
ブログがなくなることはないが・・・
検索における優位性もあり、今すぐブログがなくなるとか、そういうことはないでしょう。これからもブログに関する需要はあり続けると思います。でも、将来的には動画というメディアの方が伸びて行くのではないかと考えています。
言い換えれば、ブログというメディアはゆっくりと廃れていくのではないでしょうか。
何かを調べる、といったときに検索結果をテキストではなく、動画で求める人の方が多くなってくると思います。動画の方が多い、くらいならまだ良いのですが、そのうち動画しか見ない、という人も増えてくるでしょう。
まとめ ー 検索結果を動画で求めるひとが増えていく
上記は、トップブロガーがユーチューブを始める、というニュースを聞いたことと、たまたま社内で起こった出来事から、私が勝手に思っただけで、根拠がある訳ではありません。
実際のアクセス数であるとか、利益とかもわからないですしね。
全てのブロガーと全てのユーチューバーの利益は、どちらの方が多いのだろう?
でも、ソフトウェアの操作などは、操作手順そのものが確認できるので、動画の方がはるかに分かりやすいのも事実です。ドットインストールのような動画系の学習サービスが根強い人気なのも頷けます。
さて、私もユーチューバーになるか^^;
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