日本最初のチェーン店は？テリヤキの発祥は米国？ハンバーガーの小話３選

雑学

2018.10.14

日本最初のハンバーガーチェーン店をご存知でしょうか。マクドナルド、ではなく、ドムドムハンバーガーです。昔は結構店舗数もあったのですが、今はドムドムハンバーガーの名前を知らない人の方が多いかもしれませんね。

ドムドムハンバーガーは、ダイエー資本で関西発祥のチェーン店なので、大阪在住の方はご存知かもしれません。

（※写真はフリー素材で、ドムドムハンバーガーとは関係はありません）

今回はハンバーガーにまつわる小話を3つほどご紹介します。

ハンバーガーは米国で誕生しました。ハンバーガーはサンドイッチの一種なのですが、サンドイッチの発祥の地であるイギリスでは、一口で食べられるものが好まれ、米国では肉や野菜などの具材をたっぷりと挟んだものが好まれました。これは当時の労働者層の違いが影響しているといわれています。

ハンバーガーの起源といわれているものは2種類あります。

1885年説

ウィスコンシン州シーモアで開かれた品評会で、チャーリー・ナグリーンがミートボールを平たく潰してパンに挟んで提供した。

1904年説

テキサス州出身のフレッチャー・デイビスが、セントルイスで行われた万国博覧会で、ハンバーグを挟んだサンドイッチを「ハンバーガー」として販売していた。

明確に「ハンバーガー」という呼称が使われたのは、1904年のセントルイスでの万国博覧会ですが、それ以前に誕生していたという説もあり、明確には分かっていません。

冒頭に書いたように日本最初のハンバーガーチェーン店はドムドムハンバーガーです。実は関西人はドムドムハンバーガーと呼ぶことはほとんどなく、たいていは「ドムドム」と略して呼びます。

「マクド」のような関西限定の略し方なのかどうかはわかりません(^^;

日本にハンバーガーが伝わったのが、終戦から5年経った1950年で、ドムドムが開店したのはそれから20年後の1970年でした。

マクドナルドが銀座に1号店を出店したのはその翌年の1971年です。マクドナルドは創業者の藤田田氏が名物社長だったこともあり、日本最初のハンバーガーチェーン店だと勘違いされることが多いようです。

以下に有名ハンバーガーチェーン店の創業を年表化してみました。

ちなみにドムドムは変な独創的なハンバーガーを生み出すことで知られています。有名なところだとお好み焼きを挟んだハンバーガーとかですね。

先ほどサイトを訪問したら、揚げパンを使ったスイーツバーガーを売り出すそうです。

また、倒産したりしないだろうな(^^;

いまではどのチェーン店でも販売されているテリヤキバーガーですが、最初に開発したのはロッテリア・・・ではなくモスバーガーです。

創設者である櫻田慧氏は、モスバーガーを起業したもののマクドナルドに押され、売上は芳しくはありませんでした。

櫻田氏は新メニューの開発のために米国に飛び、そのときに日系人が経営するレストラン「テリヤキハウス」で食べたテリヤキソースのハンバーガーに衝撃を受けました。帰国後に試作を繰り返し、何ヶ月もかけて完成させたのがテリヤキバーガーです。

テリヤキバーガーの販売も年表にしてみます。

こうしてみると、テリヤキバーガーに関してはモスバーガーが10年以上も先行していたことが分かります。

何となくテリヤキバーガー＝ロッテリアというイメージを持ってしまうのは、ロッテリアの広告戦略の影響かな？

元々この記事は、マクドよりもドムドムが先、ということを書きたいがためだけに、ハンバーガーについて調べ始めました。調べてみるとテリヤキバーガー誕生の話の方が印象に残っています。

照り焼きは醤油、みりん、酒、砂糖などを使った和食です。

必然的にテリヤキバーガーも日本で開発されたのだろう、と思っていたのですが、そのルーツはアメリカのレストランにありました。

経営されていたのは日系人だそうなので、米国発祥といっていいのか悩むところですが、ひとまず日米合作ということにしておきましょうか。

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