EVE burst errorは1995年に発売されたアドベンチャーゲームです。プラットフォームはPCで、アダルトシーンのあるゲームでした。早い話がエロゲですね。
このEVE burst errorですが、1997年に発売されたセガサターン版を皮切りに、過去に7回もリメイクされています。
(出典 EVE burst error R)
セガサターン版が過去最大の売上
1997年に最初のリメイク作品であるセガサターン版が発売されます。私はそのときに初めてEVE burst errorという作品を知りました。
当時はまだインターネットが一般的ではなく、ネットといえばニフティサーブなどのパソコン通信でした。パソコン通信を利用していた私は、あるフォーラムでEVE burst errorを知ったのです。
そのフォーラムでは、EVE burst errorのサターン版が発売されたことを知った一人のユーザーが狂喜乱舞していたのです。
一人のユーザーの熱量がきっかけで買ってみた
20年前なので記憶がおぼろげなのですが、そのユーザーの主張はだいたい以下のようなものでした。
- 傑作といっていいアドベンチャーゲーム
- アダルトシーンは関係ない
- 二人の視点から物語が進む
- プレイしないと損をする
デザイナーということもあり、当時から私はMacユーザーだったので、アダルトゲームをプレイしたことがありませんでした(内心はめっちゃプレイしたかったのですがw)。そしてそのアダルトゲームからの移植作であるEVE burst errorにも全く注目していなかったのです。
でも、ネットでそのユーザーの発言を読むにつれて、少しずつ興味が湧いてきました。というのもそのユーザーの「おもしろいゲームを人に伝えたい」という熱量が半端なかったからです。
アダルトシーンはサターン版ではカットされるだろうが、このゲームにアダルトシーンがあるかどうかは関係ない
そう言い切るユーザーさんの熱量に押されて、サターン版を私は購入したのでした。
結果的にこのセガサターン版は、リメイクされたEVE burst errorの中でも最高の売上を記録します。
EVE burst errorはゲーム史に残る名作アドベンチャーゲーム
プレイしてみてその熱狂的なユーザーさんの発言が、ウソではなかったことを実感しました。
当時、私はコンシューマーゲームの開発をしていたこともあり、内心ではエロゲを馬鹿にしていました。
アダルトシーンが目的で、ゲーム性もストーリーも大したことはないだろう
という偏見をがっちりと持ってました。その偏見をいい意味で粉々に砕いてくれたのがEVE burst errorという作品でした。
プレイしていて鳥肌が立ったアドベンチャーゲームは、後にも先にもEVE burst errorという作品だけです。
ちなみに私が鳥肌が立ったのが、主人公である二人がデータベースにアクセスして、テラーの潜入について知るシーン、と書けば分かる人には分かってもらえるのではないでしょうか。
まとめ ー プレイしないと損をしているゲームの一つ
EVE burst errorという作品があまりにも名作だったため、リメイクばかりではなく、続編も多数製作されました。
- EVE The Lost One
- EVE ZERO
- EVE The Fatal Attraction
- EVE new generation
私がこの中でプレイしたことがあるのは、EVE The Lost Oneだけですが、残念ながらEVE burst errorには程遠い出来でした。それ以降の他作品はプレイしていません。
数々の続編やリメイクされ続けている名作であるEVE burst errorは、プレイしないと損しているゲームの一つといっていいでしょう。
ニフティのフォーラムで圧倒的な熱量でEVE burst errorを進めていたユーザーと、今の私は近い存在なのかもしれません^^
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