今年の新入社員が一週間で退職してしまいました・・・
本人と1時間ちょっと話したのですが、彼女の退職意思は固く、もう変わることはないようです。来週中に社長に報告して、退職という形になりそうです。
どうすれば退職を防げたのか、会社側にどういう落ち度があったのか、反省を兼ねて考えてみたいと思います。
中小のゲーム会社の新卒採用
私の所属している開発会社は新卒採用はそれほど多くありません。毎年3名から5名くらいです。応募数は30名から40名くらいあるので、狭き門ともいえます。弊社のような中小企業に、それだけの応募があるのはありがたいことだと感謝しています。
その中から選んだ新入社員なので、退職されるとかなりの痛手です。違う言い方をすれば、すぐに退職するような子ではなく、しっかりとした考えを持ち、長期的に会社の戦力になってくれる子を選んだつもりでした。
退職理由は教育担当者の対応
普通、会社を退職する理由は三つに集約されます。
- 人間関係
- 労働時間
- 給料
彼女の場合は人間関係でした。教育担当者と馬が合わなかったのです。
ちなみに給料はまだ発生していませんし、毎日定時で帰宅していたので、労働時間が関係ないのは確実です。教育担当者と合わなかったことが全てでした。
管理職兼CGデザイナー兼クライアント窓口兼採用担当兼雑用係で両者の上司という立場の私は、それぞれ個別に呼んで話を聞きました。
それぞれに言い分があり配置の変更が必要だった
教育担当をしていたのは30代前半のスタッフで、仕事もできる中堅のスタッフです。彼に話を聞くと、突発的な仕事が入って少し放置しがちだったという言葉が帰ってきました。
新卒がやるべきカリキュラムは決まっており、そのカリキュラムのやり方を示して、自分の仕事にかかりきりになっていました。受託開発の仕事である以上、ある程度は仕方のないことなのですが・・・
新卒の子に話でもやはりそれが最大の理由の一つで、ずっと放置されていると感じていたとのことでした。あまりにも先輩が忙しそうで話しかけることができず、ひとりで悩んでいたとのことでした。
まとめ ー 配置転換などの早めの対処が必要
必要なのは早めの配置転換です。教育係が合わない、と感じたら、早急に動くようにしましょう。退職を言い出してからは対応が難しくなります。
今日は土曜日だったのですが、出社して二人の日報を読み返していました。読み返してみると、明らかに日報に兆候はありました。気づかなかった私に責任があります。もっと早く気づいて双方に確認していれば、早期の退職を防げたかもしれません。
今日は自分への反省を込めて・・・
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