ゲームのエフェクトは大きく分けると2種類
ゲームのエフェクトには大きく分けると2種類あります。ポストエフェクトとリアルタイムエフェクトです。ポストエフェクトというのは、3Dが描画された後に上から重ねるエフェクトです。上乗せエフェクトとも呼ばれます。
リアルタイムエフェクトはその名の通り、パーティクルを使ってリアルタイムで表現されるエフェクトです。パーティクルを使って表現するのでパーティクル・エフェクトとも呼ばれます。
パーティクルとは体積がなく座標値だけを持っている点ポリゴンのことです。この点ポリゴンに板ポリゴンを割り当てて、リアルタイムでパーティクルを飛ばすことによってエフェクトを表現します。
・・・うーん。
私って頭の悪い人なのかもしれません。
わかりにくいことを、専門用語を使わずにわかりやすく説明できる人が頭の良い人、というのを聞いたことがあります。
上の説明だと、CGの知識がある人はわかると思うのですが、そうでない人はわからないですよね。ごめんなさい。
AfterEffectsのプラグインのSaberを紹介したい
えー、ひとまず、今回はAfterEffectsという動画にエフェクトを追加するソフトのSaberという無料プラグインが超絶便利だよ、ということをお話したいと思います。
ポストエフェクトやリアルタイムエフェクトの解説については・・・また今度記事にします(という逃げ^^;)
勢い余ってYoutubeにサンプル動画をアップしてしまいました。内容はSaberに搭載されているプリセットの一覧になります。
Saberというプラグインには50種類ものプリセットが用意されています。
これが無料なのだから素晴らしいです。AfterEffectsを使用している人で、もし使っていない人がいたら、もったいないおばけが街中で踊り狂うくらいもったいないです。
上記のYoutubeの動画は、私が仕事で使っているときに、このプリセットの一覧が欲しいなあ、といつも思っていたので、今回自分で作成してみました。
マスクやテキストレイヤーに添わせて動かせる
インとアウトの値を設定して、2点の間にラインを引くのが基本の使い方になります(というか適用した時点で線が表示されます)。もちろんそれだけではなく、マスクやテキストレイヤーに適用することも可能です。
動画に「たろ」という文字をかたちどっていく動きがありますが、これは「たろ」というテキストレイヤーをSaberのエフェクトの適用先として指定してあるからです。ちなみに「たろすけ」にしなかったのは、文字があまりにくっついているところがあると、グローが重なって白飛びしてしまうからです。
Saberが登場する前でも、もちろん同様のエフェクトを作成することは可能でした。ただ、AfterEffectsの標準のベガスとコロラマ、グローを組み合わせてパスに添わせて調整・・・といった作業が必要で、Saberのようにパラメータ設定一つで作成したりすることは不可能でした。
Saberを使えば、上記のような表現はもちろん、スター・ウォーズに登場するライトセーバーのようなエフェクトも簡単に作成することが可能です。
Saberのプリセット一覧
以下にレンダリングしたSaberのプリセット一覧を掲載します。自分で利用するためのものなのですが、もしSaberを使用される方がおられましたら、プリセットの確認用に使用していただければ幸いです。
ゲーム会社で使われる動画ソフト
実はゲーム会社では動画系のソフトはあまり使われません。私はAfterEffectsをそこそこ使いますが、これは遊技機系の制作経験があるからです。
でも、AfterEffectsが使用できるとポリゴンに貼るエフェクト素材を作れたりして、表現の幅が広がるのでお薦めです。何より画面ですぐに効果が確認できるので、使っていて楽しいツールです。
もし2D系がメインでPhotoshopしか触ったことがないという方でも、AfterEffectsは簡単にマスターできます。タイムラインが付いたPhotoshopみたいなものなので。
もし機会がありましたら、是非とも触っていただければ幸いです。
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