発売されたのは2012年ですが、かなり売れているようで、帯に100万部突破と書かれていました。
出版不況で、3万部でもベストセラーといわれるこのご時世ですから、かなり売れているビジネス書ということになります。
読みやすく分かりやすい
第一印象は、読みやすく分かりやすい、という感じでしょうか。一つの項目が2ページで完結するように書かれており、通勤時間などの短い時間でもさくっと読み進めることができます。
章は8つに分かれていて、一つの章にだいたい6-8くらいの小項目があります。
内容は、社会人なら当たり前だよな、と思うものから、あらたな気づきを得られるもの、心の奥深くに響くものまで様々です。
少しだけ内容を紹介
書評やマンガの感想を書くときは、いつもどれくらい紹介して良いのか悩みます。
考えすぎだと思うのですが、あんまり紹介しすぎて著者の方からクレームが来たり、ストーリーが分かってネタバレを指摘されたり・・・やっぱり、考えすぎですね。
少しだけ内容をご紹介します。
以前に堀江貴文氏はチャットやメールを多用すると書きましたが、この本でもチャットの有用性は記載されています。即時性がありつつも、相手の時間を拘束しない、デジタルならではのメリットということなのでしょう。
結論を先に述べる、というのもビジネスにおいては重要な点だと思います。他の本でも何度か読んだことがありますし、私自身も実感していることでもあります。
都合が悪いことなどは、どうしても先に理由を話してしまいがちなのですが、ビジネスにおいては結果を先に伝えるべきですね。
心に響いたのは、「あいつ使えない」は敗北宣言だと考える、という言葉でしょうか。
「あいつ使えない」という表現は、裏返せば、私にはあの人を使いこなす能力がない、という意味だ。あいつを指差すとき、三本の指は自分に向かっている。
耳が痛いですね。それなりに社会人としての時間を過ごしていると、どうしても「ああ、こいつは仕事ができないなあ」という人に出会うことがあります。
そのときに、自分はどういう態度を取っていたのか、考えさせられる一文でした。
最後に明日への言葉を
最後に明日に繋がる良い言葉を紹介して終わりにします。
Nothing is too late to start.
「何かをはじめるのに、遅すぎるということは何もない」
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