CGを仕事にしているので、特徴のある映像を観ていると、これもCGじゃないかなー、と考えてしまうことがよくあります。
今回はCGだと疑ってしまうくらいの映像でありながらも、実は実際に人が演じていたり、錯視を利用していたりするCMをご紹介します。
「燃焼系」は年配の人しか知らないかも(^^;
燃焼系アミノ式 宙返りする女子高生
初めてCMを見たときは、絶対にCGだろう、と思いました。この回転を実際の人間ができる訳がない、と考えてしまうくらい、少女がくるくると見事に回ります。
ひょっとしたら体操選手であれば可能なのか?、いや、それでも下がコンクリートなのに現実の人間がこんな運動をする訳がない。
などなど、当時はこのCMが流れるたびにずっと考えていました。
その当時は情報も少なく、誰が演じているのかもわからなかったのですが、現在では全て実際に撮影された映像だということが判明しています。演じていたのは中国雑技団の方だとか。
人間ってこんな運動ができるのですねー。
ホンダ「CR-V」 錯視を利用した見事な作品
このCMもかなりのインパクトがあります。初めてみたときは、え!?、と声を上げてしまいました。
人間の錯視を利用したCMです。CGかどうかを疑うというよりは、よくここまで描いたなあ、と感心させられるという感じでしょうか。
個人的には最初のカットよりも、次の道路に立てられた3つのポールを通過していくシーンに驚きました。私の眼では、まったく実物と見分けがつきません。
レクサス ドローンと中に浮くスケボー
トヨタの高級車ブランド「レクサス」はブランディングのために、様々な映像を公開していますが、印象的なのはドローンと中に浮くスケボーでしょうか。
大量のドローンが規律よく飛び回るシーンはCGではなく、全てプログラミングによって現実にドローンが飛行しています。
この映像は有名ですね。CMではなくレクサスのブランディングのために作られたムービーです。
映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」を彷彿するような宙に浮くスケボーの映像です。名称はホバーボードというようです。
実はこれはボード単体で浮上しているのではなく、地面にレールが敷かれていてその上だけを走行できる仕組みです。
こちらがそのメイキング映像です。このホバーボードでどこでも走れるようになれば、と誰もが考えたと思いますが、それはもう少し先の未来になりそうですね。
まとめ ー CGではない映像も良いよね
自分がCG関係の仕事をしているので、ついついCGのある映像に注目してしまうのですが、CGではない映像も良いですね。
レクサスのホバーボードには未来を感じますし、ホンダの錯視は今ではユーチューバーが一部で取り入れたりもしています。
そして燃焼系は人間の限界というか、こんな動きができるんだ、とちょっと感動してしまう映像です。今見ても凄い動きです^^
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