駅まで歩いて10分の距離を、7分で到着してください、と言われたときの正しい答えは何でしょうか。
これは私があるセミナーで聞いた問題です。ちなみに正解は一つではありません。そして答えの種類によって、ある程度のその人の考え方が分かってしまう問題でもあります。
そのセミナーというのは、管理職向けのセミナーで非常に勉強になる内容でした。残念ながら講師の方の名前を忘れてしまったのですが。
10分かかる距離を7分で移動するためには
あらためて問題を記載します。
普段、貴方は駅まで歩いて10分かけて通勤しているとします。諸事情でこれからは7分に通勤時間を縮めないといけなくなりました。さて、貴方はどうしますか。
答えは今回の記事の最後に記載します。ちなみに私は不正解でしたw
セミナーやイベントへの参加
少し話が変わりますが、私は積極的にセミナーやイベントには参加するようにしています。基本的にはインドア派で、人と会うよりもPCに向かってゴソゴソしているタイプです。だからこそ意識的にイベントに参加して、自分の知見を広げるようにしています。
ゲーム開発者の集まりや、CGツール系のイベントへの参加が多いのですが、まったく異なるイベントに参加することもあります。異業種交流会や地域の朝会、ドラッカー勉強会とかですね。
今はDoorkeeperやconnpass、ATNDなど、イベント系のサイトがたくさんあるので、検索すると、自分の業種に関係するイベントや勉強会をすぐに見つけることできます。
ちなみに私のお勧めはconnpassです。IT系に特化していて、イベントに参加する側だけでなく、開催する側でも無料で使用することができます。
connpass – エンジニアをつなぐIT勉強会支援プラットフォーム
クイズの答え
さて、それでは冒頭のクイズの答えです。
といってもこれが確実な正解というのはないので、正答と誤答をグループに分けて記載します。
正答と解説
- 自転車を利用する
- バスを利用する
- 同じ駅まで車通勤する人に便乗する
他の交通手段の利用や、既に車通勤している人に同乗するなどが正答になります。要は違う手段を考えられるかどうか、ですね。
誤答と解説
- 速く歩く
- 走る
- 自宅を早くでる
早く歩くなどの「自分の労力を上げる」系の答えが誤答になります。10分を7分に縮めるのであれば早く歩けば良い、とつい考えてしまう方も多いと思います。でも、その考え方は、仕事量が増えたときに自分の仕事量を増やせば良い、という考え方に繋がり、あまり良い考え方ではないそうです。
自分が努力するという考え方は止める
もし何か問題にぶつかったときは、自分が努力する、という考え方を止めてください、と講師の方は仰ってました。
たとえば大量の仕事を頼まれたとき。
残業したり、休日出勤したりすれば、仕事を片付けることができるかもしれません。でもそれだと疲弊するのは自分自身です。
たとえばお金に困っているとき。
残業したり、アルバイトしたりすればお金を確保できるかもしれません。でも疲弊するのはやっぱり自分です。
そうではなくて、考えましょう。問題を解決するために他の手段はないか、それこそ必死で考えましょう。自分が作業を増やして解決する、という考え方は止めて、もっと効率的な方法はないか探しましょう。
というのが、問題にぶつかったときの良い対処法だそうです。
まとめ ー 仕事で重要なのは結果。過程は関係ない
楽をする、というとあまり良くない印象を持つ方も多いかもしれません。でも、仕事では過程は関係ありません。
50時間かけて作成した資料でも、5時間かけて作成して資料でも、結果としてクオリティが後者の方が良ければ、仕事として認められるのは5時間で作成した資料です。
「10分を7分に縮めて」といわれたときに、自分が努力するのではなく、効率の良い方法は何なのかを考えるようにしないとダメ、ということですね。
ちなみに私のクイズの答えは、速く歩く、でした。
「7分で到着するように速く歩く。健康にも良い」と回答欄に記載して、見事に不正解をもらいましたw
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