小畑健と大場つぐみというと「デスノート」や「バクマン。」という名作を生み出したコンビですね。デスノートは私も好きで、連載が終わってからかなり時間が経っているのにもかかわらず、このブログで謎について考察しています。
DEATH NOTE(デスノート)の解決していない3つの謎の考察
「プラチナエンド」はそのお二人によるバトルマンガです。そう書きつつもバトルマンガといってしまって良いのか悩む内容ですが。
「バクマン。」はデスノートとはまったく違った展開のマンガでしたが、プラチナエンドにはデスノートの雰囲気があります。身体を張ったバトル要素もあるのですが、天使から与えられた力をどう使うのかという頭脳戦でもあるので、デスノートが好きだった方にはお薦めです。
デスノートと同じコンビが贈る神を決める戦い
デスノートは死神が重要なファクターでしたが、プラチナエンドは天使です。
マンガ内のルールもデスノートよりバトル要素が強くなっています。天使は神候補と呼ばれる人間に、特殊な力を分け与えることができます。力を得た人間は神になるために、その力を行使して他の神候補を倒す、というのが大きな話の流れです。
神候補になった人間が得る特殊な力は3種類あります。
- 人を自由に操る赤の矢
- 人を殺す白の矢
- 高速で飛ぶことができる翼
矢に使える本数制限があったり、既に赤の矢が刺さっている人間に2本めは刺すことができなかったりと、細かなルールがあり、それがマンガ内での頭脳戦に影響してきます。
神候補は全員で13人。登場しているのは9人
(出典 プラチナエンド)
神候補は全員で13人存在します。そのうち現時点で物語に登場しているのは9人です。劇中で、神候補達は各個に戦わず、主に二つのグループに分かれて抗争しています。主人公グループと、適役であるメトロポリマングループです。
メトロポリマンとは劇中の架空のヒーローで、素性を知られないためにそのヒーローのスーツを着ているという設定です。
主人公グループ
主人公である架橋明日(かけはし みらい)を中心とするグループです。
- 架橋 明日
- 花籠 咲
- 六階堂 七斗
- 底谷 一
底谷一(そこたに はじめ)は最初はメトロポリマンである生流奏(うりゅう かなで)の崇拝者でしたが、花籠咲(はなかご さき)に赤の矢を刺されたことから、今は主人公グループに属しているといっていいでしょう。
メトロポリマングループ
見出しにメトロポリマングループと書きましたが、考えてみるとグループではなく、一人ですね。
- 生流 奏
エリート学校に通う学生で、頭が切れ、目的を果たすためには手段を選ばないタイプです。手段を選ばないというよりは、良心の呵責を感じないといったほうが良いでしょうか。デスノートのライトをもっと凶悪にした感じかな。
脱落者
既に他の紙候補者(というか生流奏)に殺されて脱落した人たちです。
- ロドリゲス頓馬
- 田淵 三郎
- 畠山 省吾
- 中矢間 知代
実は名前を忘れつつあったので、Wikipediaから拾ってきました(^^;。残念ながら、もう登場することはないでしょう。
6巻では底谷一の寝返りと生流奏との対決
6巻では底谷一の寝返りと生流奏との直接対決が描かれます。このときの対戦者を観察してみると、
- 架橋 明日
- 花籠 咲
- 六階堂 七斗
- 底谷 一
主人公グループは変わらず4人ですね。問題はメトロポリマングループです。
- 生流 奏
- 幕松 竜二
- 小日向 冬子
- マスクを被った子ども?
このうち幕末と小日向はメトロポリマンである生流に赤の矢で刺され、操られている人間でしょう。赤の矢を刺されている間は、天使の能力である翼などを貸し与えることができるという設定です。
(出典 プラチナエンド)
この子どもがどういう設定なのでしょうね。子どもなのでメトロポリマンが戦闘要員として赤の矢を刺したとは考えにくいですし、かといって、神候補者であればメトロポリマンが共闘するはずがありません。
うーん、今後の展開に期待、かな。
・・・と書いているうちに月日が流れ、7巻、8巻と物語は続いていきます。そして8巻ではまさかの展開が待っていました。
まとめ ー バトル要素のある頭脳戦
あまりいい言葉が思いつかなかったのですが、プラチナエンドを例えるなら、バトル要素のある頭脳戦、というところでしょうか。
まだ登場していない神候補も多いので、今後の展開が楽しみです。
それにしても小畑健氏はあいかわらず絵が上手いですね。いや、絵が上手いというレベルではないかな。マンガというメディアはコマ割りやカットなどの、シーンを操れる凄さがあると思うのですが、その操り方が絶妙です。
プラチナエンドではないのですが、小畑氏の作品で私的にどうしても忘れられないシーンがあります。あまりにも有名になったしまったために、色んなところでネタ的に使われたりもしているようです。
そのカットがこちらです。
(出典 デスノート)
デスノートを読んでいてこのカットが出たときの印象は、今でも忘れることができません。プラチナエンドの今後も、これくらい印象に残るシーンが登場することを期待しています^^
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