私は大阪に住んでいるのですが、今日の地震の影響はほとんどといっていいくらいありませんでした。ただ、今回の地震で亡くなられた方もおられますので、まずは心よりご冥福をお祈りしたいと思います。
さて、今回の地震で一番気になったのは、この地震が何かの前震で、今後、もっと大きな地震があるのかどうか、という点でした。
もちろん私は専門家でも何でもないのですが、今日は会社でずっと過去に大阪で大地震があったのかどうかを、色々なサイトで調べていたので(仕事しろ)、それを記事にまとめてみることにします。
1923年以降で最大震度7の地震は5回発生
気象庁で公開されている震度データベースでは、1923年以降のデータが公開されています。このうち最大震度7の地震は5回発生しています。
- 1995年1月17日 兵庫県南部地震(阪神・淡路大震災)
- 2004年10月23日 新潟県中越地震
- 2011月3月11日 東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)
- 2016月4月14日 熊本地震
- 2016月4月16日 熊本地震
熊本地震では震度7の地震に2回に加えて、震度6強が2回、震度6弱が3回発生しているので(気象庁震度データベース調べ)、非常に危険な地震だったのだとあらためて実感しています。
近畿圏で過去の巨大地震は?
1923年以前の記録は気象庁の震度データベースには掲載されていません。そこでいつものWikipedia先生に聞いてみました。
私自身はWikipedia大好き人間なのですが、情報のソースは複数で確認したほうが良いので、公益社団法人 日本地震学会のサイトも参考にさせていただきました。
両サイトには中世以前の地震の記録も記載されているのですが、比較的信頼性が高いとおもわれる中世以降に絞って記載してみます。
- 1605年2月5日 慶長地震 M7.9 死者およそ5,000人
- 1662年6月16日 寛文近江・若狭地震 M7~7.6 死者およそ880人
- 1707年10月28日 宝永地震 M8.4 死者5,000人~2万人以上
- 1854年12月23日 安政東海地震 M8.4 死者2,000人~3,000人
- 1854年12月24日 安政南海地震 M8.4 死者1,000人~3,000人
- 1944年12月7日 東南海地震 M7.9 死者・不明1,223人
- 1946年12月21日 南海地震 M8.0 死者1,330人
- 1995年1月17日 兵庫県南部地震(阪神・淡路大震災) M7.3 死者6,434人
近畿圏で被害の大きかった地震をまとめてみました。
赤字は南海トラフが震源と考えられるもので、黒字は関連する可能性が高いと思われる地震です。
南海トラフを震源とする地震は発生する可能性が高い
テレビで繰り返し報道していたので「南海トラフ大地震」という言葉を耳にされた人も多いと思います。
南海トラフとは四国や紀伊半島の南にある水深4,000m級の溝(トラフ)のことで、そ地震の発生源でもあります。この南海トラフを震源とする大地震のことを「南海トラフ大地震」と故障するようです。
南海トラフ大地震は、今後30年の間に70%から80%の確率で発生する、といわれています。調べてみると、確かにその可能性があることが理解できますね。
- 1605年 慶長地震
- 1707年 宝永地震
- 1854年 安政南海地震
- 1946年 南海地震
南海トラフが震源と思われる地震の年代だけを確認してみると、100年から150年くらいで発生しています。
1946年に発生した南海地震から、単純に100年後に発生すると考えると、2046年になりますね。
まとめ ー 地震には十分にご注意を
素人判断ですが、近畿圏で発生した地震についてまとめてみました。
関西圏に住んでいると、1995年の阪神・淡路大震災を経験している方は多いと思います。ただ、阪神・淡路大震災は直下型地震と呼ばれる地震で、南海トラフが震源ではありません。
そして今回の地震も、ニュースを見ている限りでは直下型地震のようです。
阪神・淡路大震災があったから、あと100年くらいは大地震は起きないだろー
というのは明らかに間違った知識なので(今日までそう考えていた(^^;)、皆様も十分にご注意くださいませm(_ _)m
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