2020年大河ドラマが明智光秀に決まりました。
過去に明智光秀は何度となく大河ドラマの主人公候補として取り上げられてきましたが、その度に見送られてきました。その理由はいうまでもなく本能寺の変にあります。本能寺の変の影響で、どうしても反逆者というイメージが持たれやすい明智光秀を、大河ドラマの主人公に選んだNHKに心から拍手を送りたいと思います。
私はこのブログの初期に「大河ドラマの主人公になって欲しいけど、なることが難しい人物」として明智光秀を取り上げたことがあります。
こういう記事を書きつつも、明智光秀が大河ドラマの主役になることはないんだろうな、と思っていたのですが、意外にも早く実現してしまいました。
明智光秀を演じるのはシン・ゴジラの長谷川博己
主役である明智光秀を演じるのはシン・ゴジラの矢口蘭堂役で有名な長谷川博己氏です。シン・ゴジラは大好きな映画のひとつなので、個人的にこの配役は大歓迎です。
明智光秀が主人公となると他の武将の配役がどうなるかも楽しみですね。
- 織田信長 主君
- 斎藤道三 師匠的な武将
- 濃姫 若い頃の恋人？
- 徳川家康 同盟者？
- 羽柴秀吉 山崎の戦いの相手
- 細川藤孝 盟友
- 足利義昭 旧主君
- 朝倉義景 旧主君
- 妻木煕子 妻
この辺りは実力のある役者さんに担当して欲しいなー。
他にも斎藤利三や明智秀満などの家臣や、戦国一の美人といわれた娘の明智珠子（細川ガラシャ）、織田家内の出世争いのライバルでもある柴田勝家、丹羽長秀、滝川一益など配役が楽しみな武将は数えきれないくらい存在します。
明智光秀が戦国時代のど真ん中に生きた武将なので、戦国史上の有名人物も数多く登場することになりそうで、今から楽しみです。
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明らかになっていない明智光秀の前半生
明智光秀という武将はその前半生はあまり明らかになっていません。
というのもこの人物が歴史に名を表すのは、40歳を超えてからなのです。一次資料として名高い「信長公記」の明智光秀の登場は、1569年の三好三人衆の京都襲撃の防衛戦で、このとき明智光秀は既に49歳だったといわれています。
明智光秀はそれ以前は、
- 朝倉義景に士官していた
- 足利義輝、義昭の足軽だった
- 細川藤孝に仕えていた
との説がありますが、いずれも確証はありません。前半生が不明な分、オリジナルの要素は盛り込みやすいとは思いますが、どの設定を用いるのか楽しみです。
本能寺の変の動機をどうするのか
何よりも一番気になるのが、本能寺の変の動機です。戦国時代最大の謎ともいわれている本能寺の変ですが、その動機は今に至るまで明らかになっていません。
私も色々と動機を調べて記事にしたりしていますが、謀反を起こした動機は謎のままです。
一つだけ言えることは、明智光秀が誰にも相談せずに単独でことを起こしたことです。本能寺の変後の各武将の行動から、盟友といわれた細川藤孝や、与力大名であった筒井順慶、娘婿である織田信澄などに相談しなかったことは明白です。
明智光秀は誰にも相談することなく、単独で本能寺の変を起こしたのです。この辺りに本能寺の変の動機を解明するヒントがありそうな気がするのですが・・・
明智光秀＝南光坊天海説はないかな
さらに気になるのが、山崎の戦いでドラマを終わりとするのかどうかです。明智光秀は山崎の戦いで破れたあと、小栗栖で落ち武者狩りに遭い、命を落としたといわれています。
ただ小栗栖で死なず、生き延びて南光坊天海になったという俗説があります。その理由としてよく上げられるのが、徳川家康の墓所である日光に明智平という地名があることです。
家康の死後、墓所として整備するために、天海は日光を訪問しました。そのときに部下とある会話をしたといわれています。
天海「ここを明智平と名付けよう」
部下「明智平・・・ですか？ どうしてまた？」
天海「明智の名を残すのさ」
まあ、光秀＝天海説はないとは思いますが、想像するのは自由なので、続報を楽しみに待つことにします。
まとめ ー 2020年の大河ドラマが楽しみ
2019年の大河ドラマが私にとっては興味のないジャンルだったので、2020年の大河ドラマが明智光秀というのは、とにかく私にとっては非常に嬉しいニュースです。
配役、光秀の前半生、そして本能寺の変がどのように描かれるのか、今から首を長くして待つことにします^^
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