安田佳生さん、をご存知でしょうか。
現在の安田氏は複数の肩書きをお持ちです。
株式会社ブランドファーマーズ・インク 代表取締役社長
株式会社カケハシスカイソリューションズ 顧問
株式会社安田佳生事務所 代表
NPO法人 中小企業共和国 理事長
(C)株式会社安田佳生事務所
境目研究家というちょっと一言では説明しにくい肩書でも活動されてます。
今は上記のBFIという会社に出張中、という設定のようですね。
そして安田氏は株式会社ワイキューブという会社の社長でした。
出会いは一冊の本
数年前、ある資格を取得するために、私は図書館で勉強していました。
そのときに気分転換に手に取った本が、
「私、社長ではなくなりました。ーワイキューブとの7435日ー」
という本です。
安田佳生氏が株式会社ワイキューブという会社を創業し、経営し、そして民事再生に至るまでを記録した著書になります。
実はそれまで私は氏の本を読んだことがありませんでした。氏は会社の社長を務めながらも、いくつか本を出しています。
もっとも有名なのが「千円札は拾うな。」という本でしょうか。
インパクトのあるタイトルなので、ご存知の方も多いと思います。私も「私、社長ではなくなりました」の後に読んでみたのですが、価値観に対する気づきを得られることが多く、今でも間違いなくビジネス本としては名著です。
ブックオフなどで安価で売られていることが多いのですが、それは安田氏が経営していた、ワイキューブが倒産したことが影響しているのではないでしょうか。
ワイキューブという会社
図書館で安田佳生氏の本に出会うまで、氏のことは知らなかったのですが、ワイキューブという会社名は実は何となく聞いたことがありました。
もっと正確にいうと、会社名は覚えていなかったのですが、そういう変わったブランディングをしている企業があるということを耳にしたことがあったのです。
株式会社ワイキューブ 代表取締役 安田佳生氏|絵で見る成長企業の社長インタビュー オフィスWatch
検索したら、株式会社ワイキューブのオフィスが紹介されたサイトを見つけました。
- バティシエが常駐するサロンがあり、コーヒーやケーキは全て無料。
- 社員専用のバーや社員向けのセレクトショップ。
- バリスタが常駐する社員専用の喫茶店。
至れり尽くせりという感じで、ここまで待遇の良い会社は他にないでしょう。これだけではありません。他にも色々とあります。
- 新卒一人の採用に800万円の費用
- 社員の平均年収を1,000万円まで引き上げる(これは実現しなかったようですが)
- 社員をオシャレにするための自社ブランド「Y-style」を設立
- 入社2年目以上の社員はグリーン車で移動
ちょっとびっくりするようなことにお金をかける方針で、会社を経営されていました。でも、一概にそれが失敗だったとは言えません。
ワイキューブは2006年には、ベンチャー企業としては異例の年商46億円という数字を叩き出します。安田氏の取った施策の数々はセルフブランディングとしては成功したといったいいでしょう。
- 普通の会社が300万円の予算をかけるところに、400万円をかけても何の注目もされない。
- 他の会社が1円もお金をかけないところに、300万、400万円のお金をかければマスコミがこぞって取材に来てくれる。
そう考えれば、パティシエが常駐するサロンも、会社の広報費用として元が取れたのでしょうね。
紹介したいのは安田氏のTwitter
少し話が脱線しました。紹介したいのはワイキューブではなくて、安田佳生氏のTwitterです。氏のTwitterには名言が溢れています。
いくつか私自信が良いと思ったTwitterを紹介します。
成功確率が10%ならば10回やれば成功する。1%ならば100回やれば成功する。確かに計算ではその通り。だが現実にはそこまで粘れる人は少ない。成功者のほとんどは早い段階で当たりが来た運のいい人。実力者とは最後まで粘りきれる人だ。粘れば粘るほど周りは脱落し、手にする成果は巨大になる。
— 安田佳生 (@yasuda_yoshio) 2017年5月12日
ブログを書いている人であれば肝に銘じておきたいですね。書き続けて書き続けて粘りに粘りましょう!
社会は壮大な遊び場である。ということを前提に、仕事を楽しみ、仕事で遊ぶ。それが社会で成功する秘訣なのだと思います。近所の公園で子供たちがやっているように。どこにでもある砂場で、ここだけにしかない遊びをつくり出し、周りの子供を巻き込んでいく。成功者とは、周りを巻き込める人なのです。
— 安田佳生 (@yasuda_yoshio) 2017年4月19日
周りを巻き込んでいく、という言葉は、京セラを創業された稲盛和夫氏もよく使う言葉です。
給料は安いし、仕事はキツいし、将来性はない。それが雇われている側の苦悩。人件費は高いし、利益は薄いし、将来性はない。それが雇っている側の苦悩。雇われる側もしんどいけれども、雇う側もしんどいのです。個人にも、会社にも、余裕がない。雇用という手法そのものが、もう限界に来ているのです。
— 安田佳生 (@yasuda_yoshio) 2017年3月20日
私は経営者になったことはありませんが、経営者には経営者の苦労があるのでしょう。雇用というシステム以外の道を歩くことを考えないと行けないのかもしれません。
全ての人の、全ての要望に応えることは出来ません。だからこそ、本当に必要としてくれる人のために、全力を尽くすのです。仕事で自分を必要としてくれる人。プライベートで自分を必要としてくれる人。その人のために、手を抜かず、利益を顧みず、全力を尽くす。それが出来れば、人生は大成功なのです。
— 安田佳生 (@yasuda_yoshio) 2017年3月11日
誰にでも大切な人は存在します。その人のために全力を尽くしましょう。例え結果がどうなろうとも、それは成功した人生といえるでしょう。
氏の名言はまだまだ紹介しきれないくらいあります。安田氏は今でもときどきツイートされているので、もし興味がお有りでしたら、フォローしていただければと思います。
私自身がTwitterを始めて日が浅いのですが、氏のツイートが流れてくるのを毎日楽しみにしています^^
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