過去に色々な3DCGソフトを触ってきました。
もう売られていないソフトもあれば、今なお現役でアップグレードが続いているソフトもあります。今日は参考までに、私が今まで触ってきたソフトを列挙してみます。
最初に購入したのはSTRATA VISION 3d
過去にMacWord ExpoというAppleユーザー向けのイベントがありました。その会場で購入したのが、STRATA VISION 3dです。その当時もデザイナーだったのですが、チラシやパンフレットのデザインがメインで、3DCGソフトはほとんど触ったことがありませんでした。
その時に3DCGソフトを触ってみたい、という思いから購入したのが、上記のVISION3dになります。今はもう販売されていませんが、上位バージョンのSTRATA3Dは今も開発が続いているようです。
読者プレゼントで当たったinfini-D
CG系の雑誌の読者プレゼントでinifini-Dというソフトが掲載されていました。読者プレゼントというよりは、正確にはモニターというべきかもしれませんが。
モニターといっても比較的ゆるい契約で、ソフトが到着後に規定の期日までに感想文を提出する、という内容だったと思います。
数万円する3DCGソフトが数百文字の感想文で手に入れられるのであれば、と応募したところ、何と当選してしまいました。infini-Dが送られてきたときは、
「読者プレゼントって都市伝説じゃなかったのか!」
と凄く驚いたことを覚えています。
このinfini-Dというソフトは他の3DCGソフトと統合されて、新しく生まれ変わったのですが、その後にアップデートが止まり、最終的にはCG業界から消えました。統合されたソフトはCarrara(カラーラ)と呼ばれていました。名前を変えてしばらくは販売されていましたが、今は開発も販売も止まってしまったようです。
ゲーム業界で使われたLightWave3D
個人でShadeを購入して自由曲面のモデリングに四苦八苦したり、入社したゲーム会社でO2にインストールされていたPowerAnimatorを触ったりしたものの、本格的に使っていたのはLightWave3Dでした。
ソニーの「ゲームやろうぜ!」取り上げられたり、高名なクリエイターさんが作られた「PROJECT WIVERN(プロジェクト ワイバーン)」という動画に凄く感動したのもこの頃です。
ちょっと時系列に関する記憶が曖昧なのですが、この動画に感動してLightWaveを購入したのかもしれません。
そして御三家から二強へ
そして使用するツールは3DCGの御三家とも言えるMaya、3dsMAX、Softimageへと移ります。
とはいえ、当時は3DCGソフトはまだまだ高価でした。例えばMayaだとcompleteとunlimitedという2つのバージョンがあり、廉価版であるcompleteでも100万円近い値段でした。
カスタマイズされて大手ゲーム会社に納品されたMaya unlimitedのパッケージは600万!、という記事が当時のCG雑誌に掲載されていたのを覚えています。
自宅ではMayaは当然買えなかったので、LightWaveとShade、そして新たに購入したCINEMA4Dで遊んでいました。今、自宅の棚にあるCINEMA4Dのパッケージを確認したら、RELEASE8でした。何年くらい前のバージョンだろう。
その後、ジェラシックパークで脚光を浴びたSoftimageも開発中止になり、今はMayaと3dsMAXの二強といっていい状況ですね。ゲーム業界だと圧倒的にMayaが多く、映像業界や建築系だと3dsMAXが多く利用されている印象があるのですが、どうでしょうか。
個人的にはソフトはあくまでもツールでしかないので、何を使うかよりも何を作るか、のほうが重要だと思います。でもCGデザイナーに取っては、道具も思い入れも深いものなので、今回、3DCG遍歴を書いてみました。
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