親子連れが交差点で信号待ちをしています。眼の前の信号は赤です。交通量は多くありません。そのときに後ろからきた男性が、赤信号を無視して横断歩道を渡りました。
幼稚園児くらいの子どもが、不思議そうな顔をして言いました。
あの人、赤信号なのに渡っているよ。いいの?
さて、何と答えれば良いのでしょうか。
もし貴方がその子の親だったら何と答えますか?
実際にその場面に遭遇した
遭遇したのは仕事の打ち合わせの帰り道でした。時刻は夕方で、場所は大阪市内なのですが、大通りから離れた裏道だったので、それほど交通量はありませんでした。
父親は普段着で子どもは保育園からの帰り道のような感じでした。信号無視をした男性は半袖にネクタイだったので、仕事で急いでいたのかもしれません。信号待ちしていた親子とその横にいた私を気にせずに追い抜いて、赤信号の横断歩道を渡って行きました。
子どもが発した「赤信号なのに渡っているよ」という声は、信号無視したサラリーマンにも届いたと思いますが、気にせずに去っていかれました。
それよりも子どものお父さんが何と答えるのかが凄く気になりました。私にも子どもが居るだけに、どう答えればいいのか、第三者なのに一人で焦ってしまいました(^^;
お父さんが答えが素晴らしかった
本来なら赤信号は渡っちゃいけないよね。それは○○も分かるよね
でも、もし眼の前で困っている人が居たらどうする?もしおばあちゃんが道路の向こうで倒れてたら?
そして見渡す限り、車が来ていなかったとしたら?信号を守った方がいいと思うかい?
さっきの男の人はパパの知らない人だから、事情は分からないけど、何か重要な用事があったのかもしれない
赤信号は守らないといけない。でも、それよりも重要なことは自分の頭で考えることなんだ
お父さんの答えに拍手を送りたい!
心の中でお父さんに盛大な拍手を送っていました。もし、自分が同じ場面に遭遇したら、こんな答えをスラスラと言えたかどうか。
子どもが「赤信号で渡っているよ」といったときは、私とそのお父さんの間に、妙な緊張感が走ったような感じがしたのですが、その緊張感をキレイに押し流す名回答でした。
子どももお父さんの答えに納得したのか「自分で考えるー!」と大きく返事をしていました。
もし、ウチの子と一緒にいて、同じような場面に遭遇したら、この答えを使わせていただきます。
ありがとうございます。
大阪市内で保育園の子どもを連れて信号待ちをしていたお父さん。
まとめ ー 自分の頭で考えることを伝えたい
だから青信号でもちゃんと周りを確認して、安全なのかどうか自分で確認してから渡ろうね
最後にこの言葉が聞こえたときは、心から感心しました。青信号でも必ずしも安全とは限らない時代ですからね。眼の前の赤信号を無視の男性の行動から、ここまで話を持ってきたお父さんに心から敬意を表したいと思います。
そして、このブログを読んでいただいている皆さんに、いい話のおすそ分けができれば^^
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