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祈りの幕が下りる時 新参者シリーズ 最後の事件

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本屋で平置きしていたので、つい先日購入しました。加賀恭一郎の10番目の事件であり、新参者シリーズの最後の事件でもあります。加賀恭一郎の人生に深く関わってくる事件といっていいでしょう。

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映画化されるのは帯に載っていたので、購入する時は「へえ、そうなんだ」くらいに思っていたのですが、 読み終わってあらためて帯を見てみると、公開されたのは昨日ですね。1月27日が映画の公開日のようです。

 

私にしては珍しくタイムリーに本を読んでいます。いつもは古い本でも気にせずに読んでいるので(^^;

 

祈りの幕が下りる時の概要

仙台のスナックで働く女性

仙台にあるスナックで一人の女性が働き始めた。年齢は36歳だが、実年齢よりずっと若く見える。美人で受け答えがしっかりしていたこともあり、オーナーである宮本康代は彼女を雇うことにした。彼女の名前は田島百合子といい、以前に旅行で来たことのある仙台で働きたいとのことだった。

 

田島百合子には離婚経験があるためか、憂いを帯びた雰囲気があった。逆にそれが客に受けてスナックは繁盛した。百合子は客とは適度な距離を保っていたが、やがて一人の男性と深い関係になった。

 

その男性の名は「ワタベ」というスナックの常連客だった。

そして田島百合子は時が経つにつれて、ときおり体調を崩すことが多くなった。宮本康代は百合子の体調を心配していたが、ある日、最悪の事態が訪れる。

 

東京の演出家の女性

押谷道子は滋賀県に住む、40台でおせっかいの陽気な女性だった。その彼女が東京の葛飾区にあるアパートで腐乱死体として見つかった。警察はアパートの借り主である越川睦夫を捜索したが、既に消息を絶っていた。

 

押谷道子は東京に住む友人である演出家の浅居博美を訪ねに上京していたが、浅居は押谷とは会ったものの事件とは無関係だという。

 

押谷の遺体が発見された皆川のアパートには、カレンダーに不思議な書き込みがあった。そしてその書き込みと同じ内容の書き込みが、仙台の但馬百合子の部屋にもあり・・・

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加賀恭一郎の人生にも深く関わってくる作品

現在、絶賛映画公開中なので、ネタバレを書くわけにはいかないので、作品の冒頭の部分だけを紹介してみました。

以前に赤い指について書評を書きましたが、赤い指では加賀恭一郎の実の父親が亡くなっています。

 

 

今回、仙台のスナックで働く美人の女性というのが、加賀恭一郎の母親です。母親であることは、物語の冒頭で明らかになるので、これくらいのネタバレは大丈夫でしょう。

 

過去の作品に、加賀恭一郎の母親は失踪した、という記載がありましたが、それが今回の作品に繋がっています。加賀がなぜ「新参者」で日本橋に溶け込もうとしているのかも「祈りの幕が下りる時」を読むと理解できます。

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まとめ ー 加賀恭一郎シリーズを読み直したくなる作品

映像化された作品は「新参者」から数えると、

  • 新参者
  • 赤い指
  • 麒麟の翼
  • 眠りの森
  • 祈りの幕が下りる時

という順番で映像化されています。今回の「祈りの幕が下りる時」が一応シリーズの最終作になります。ただ人気作品ですし、まだ映像化されていない原作もあるので、また映像化はされるのではないでしょうか。

 

作品の時系列順に読んでいる訳ではないので、「新参者」や「眠りの森」は読了しているのですが、「麒麟の翼」は未読だったりします。

加賀恭一郎の初出である「卒業」も既に記憶が曖昧です。シリーズをもう一度読み直してみるかな。

 

「赤い指」に登場した加賀隆正と「祈りの幕が下りる時」に登場した田島百合子。

シリーズ全てを読むと、加賀恭一郎の人生を垣間見ることができるのでしょうね。