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牛乳パックや道路標識はなぜ青いのか。補色残像とプルキンエ効果の解説

牛乳のパッケージには青色が多く使用されています。

過去に雪印乳業が不祥事を起こし、イメージ刷新のために赤いパッケージの商品を投入したときは違和感がありました。今は見慣れたのか、それともブランドが認知されたのか、赤いパッケージでも不自然さはなくなっています。

 

この赤い牛乳パックはデザイン業界でちょっとした話題になりました。

なぜなら牛乳パックの青色は、色のある効果を利用するために使用されているからです。

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牛乳パックはなぜ青いのか。補色残像の解説

牛乳のパックが青い理由は補色残像の効果を得るためです。

補色についてはご存知の方も多いと思いますが、まずは簡単に説明します。

 

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(出典 Wikipedia)

色相環といわれる色のスペクトルを輪っか状にしたものです。スペクトルとは、光を虹色に分けたもの、と考えていただければ問題ありません(少し大雑把ですが(^^;)。

 

色相環で向かい合う色が補色になります。赤に対する緑や青に対するオレンジが有名ですね。

 

補色残像とは、ある色を注視してから目を離すと補色が目に残る現象をいいます。

例えば赤色を注視したあとに、白をみると少し緑がかって見えることがあります。それが補色残像です。

 

牛乳パックの色が青色なのは、パッケージの青色を見たあとに白の牛乳を見ると、補色残像の効果で黄色がかって見えるからです。消費者に濃厚なクリームのような牛乳を連想させるために、ほとんどの牛乳パックには青色が使用されているのです。

 

雪印の商品は赤色のパッケージなので、補色残像でいうと牛乳は青色がかって見えることになります。青色は一般的に食欲を減退させる色です。

なので、牛乳パックに赤色が使われたときにデザイン業界でちょっとしたニュースになったのです。

 

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道路標識はなぜ青いのか。プルキンエ効果の解説

もう一つ青色にまつわる色の話を紹介します。道路標識についてです。

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道路標識はなぜ青いのか。その理由はプルキンエ現象を考慮して作られているからです。

色は網膜の視細胞で感知しているが、明るい場所では赤が鮮やかに遠くまで見え、青は黒ずんで見える。一方、暗い場所では青が鮮やかに遠くまで見えるのに対して、赤は黒ずんで見える。

(出典 Wikipedia)

明るい場所では赤色がよく見え、暗い場所では青色の方が視認性が上がる現象をプルキンエ現象といいます。

都市部ならともかく、ほとんどの道路標識には電灯は設置されていません。夕暮れや夜になってもドライバーから視認されやすいように、道路標識には青色が使用されているのです。

 

ちなみに高速道路の標識が緑色なのは、一般道と区別するためとドライバーに安心感を与えるためといわれています。緑色は自然界に一番多く存在する色で、人間に安心感を与えます。そのために高速道路の標識では緑色が使われているのです。

 

まとめ ー 色が使われるのには理由がある

牛乳パックや道路標識が青色である理由は、デザイナーなら知っていて当たり前の知識ですが、それ以外の職種の方にはウンチクに属する話になるでしょう。

 

他にも医師が手術するときの手術着はなぜ緑色なのか、テストの採点に使用されるのはなぜ赤色なのか、など、色に関する知識はおもしろいものがあります。この辺りはまた折を見て紹介したいと思います。

 

ちなみにゲーム開発においても、色を意識して画面作りをすることはよくあります。

私などは目立たせたいところには、すぐ金赤を使ってしまうテキトーデザイナーなのですが(^_^;