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異世界食堂3 洋食の「ねこや」に訪れる異世界の住人たち

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異世界とグルメの組み合わせはこの本が最初じゃないかなーと思っています。私の憶測なので、間違っているかもしれませんが。

 

普段は普通の洋食屋。土曜日だけ異世界からの住人が訪れる

普段は商店街の一角にある普通の洋食屋である「ねこや」

だが、この店には少しだけ変わったところがある。

 

一週間に一度、土曜日にだけ扉が異世界と繋がり、そこから様々な客が訪れるのだ。王族、貴族、歴戦の戦士、魔法使い、エルフ、リザードマン、ノーム・・・7日に一度だけ繋がる扉を使って、彼らははるばる「ねこや」の洋食を食べにやってくる。

 

「ねこや」が提供するのは、ごく普通のありふれた洋食。ビーフシチュー、オムライス、メンチカツ、エビフライ、ナポリタンなどなど。プリンアラモードやシュークリームなどのお菓子や、ときには肉まんやとん汁、タンメンといった洋食以外の料理も登場する。

 

先代から店を引き継いだ店主が、丹精込めて作るその料理に、異世界の住人は今日も舌鼓を打つのだ。

 

異世界食堂にはメインストーリーはない

モノローグ風に書いてみましたが、難しいですねー。自分の文章力のなさを感じます。上記の文章を書くのに、一時間以上かかってしまいました・・・

 

この物語には、メインストーリーはない、と言ってしまっていいかと思います。ただそれは悪い意味ではありません。一話ごとに登場するキャラクターが話を紡ぐ形の小説です。

 

話を紡ぐ、というと語弊があるかもしれません。話を紡ぐというよりは、物語の舞台は常に「ねこや」なので、ゆるく各話が繋がっているという感じでしょうか。いわゆるグランドホテル形式ですね。

 

舞台は常に同じでも登場人物が異なることで、異世界であるあちら側の世界感が伝わってきます。

 

主人公は店主・・・ではない

メインの登場人物も、主人公の店主と店員の異世界の娘「アレッタ」と3巻から登場した「クロ」の3人です。

 

店主も主人公といって良いのか悩む立ち位置です。毎回必ず話に登場し、料理を作る人物ではあるのですが、役割的には狂言回しと言って良いのかもしれません。何しろ名前さえまだ語られたことがありません。

 

この物語の主役はあくまでも客と料理です。

 

異世界食堂でご飯を食べるお話

「ジェノサイド」や「白夜行」といった重厚なストーリーを持つ小説も大好きです。でも異世界食堂はそうではありません。何しろストーリーがない小説です。主人公もいません。もちろん続きが気になって眠れない小説ではありません。

 

それでもつい読んでしまうんですよねー。

私にとっての異世界食堂は一服の清涼剤なのかもしれません。

いや、料理がメインの本なのに清涼剤は変かな。

 

あちらとこちら、どちらが異世界だろう

最後に少しだけ疑問を。

この本のタイトルの「異世界食堂」の異世界なのですが、どちらを指しているのでしょうね。

 

普通に考えれば、もちろん魔法使いやリザードマンが棲む世界が異世界なのでしょう。でも、異世界の住人からみれば「ねこや」が異世界にある食堂ということになります。本の中でも、ファンタジー世界の住人達が、異世界食堂に行こう、と発言するシーンが何度かあります。

 

ま、どちらでもいいかな

 

重要なのはそこではなく、グランドホテル形式で展開されるお話と料理とキャラクターなので。

 

ひさしぶりに週末は家族で洋食でも食べに行こうっと^^